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コミュニケーション

補完療法の施術者を選ぶ時に知っておくべき6つのこと
6 Things To Know When Selecting a Complementary Health Practitioner

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終アクセス確認日:2022年11月21日

もし、あなたが医学的問題の治療に役立つ補完療法の施術者を探す場合、通常医療の治療法を探すときと同様に注意深く徹底的に行うことが大切です。

ここでは、施術者を探す方法について知っておくべき6つのことを紹介しています。

  1. お住まいの地域で施術者を探す場合、まず、今かかっている医師や医療機関※に相談しましょう。近隣の病院や医学部、専門医療機関、州の規制当局、また場合によっては健康保険会社などが役に立つかもしれません。残念ながら、米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)は、補完療法の施術者を紹介することはできません。
  2. 候補となる補完療法の施術者について、教育・トレーニング・免許・資格などできる限りの情報を入手しましょう。補完療法の施術者に必要とされる資格証明書は、州や分野によって大きく異なります。

候補となる補完療法施術者を見つけたあとに、その人に決定するかどうか判断するためのヒント:

  1. その施術者が、今かかっている医療機関と協力する意志があるかどうかを確認しましょう。安全で連携のとれた治療のために本人の健康に関わるすべての専門家がコミュニケーションを図り、協力することが大切です。
  2. 自分の健康状態のすべてについて施術者に説明し、その施術者にはあなたと同じ病状の人々に対する治療やトレーニング経験があるかを確認してください。たとえ一般的なウェルビーイング(well-being)が目的であっても、その同じニーズの人々への施術方法を理解している施術者を選びましょう。また、あなたの健康状態は補完療法の安全性に影響を及ぼしうることを覚えておきましょう。たとえば、緑内障がある場合は、ヨガのポーズによっては安全でない可能性があります。
  3. 自分の健康保険が施術者のサービスをカバーしていると思い込んではいけません。そのことについて健康保険会社に問い合わせましょう。健康保険プランによって、適用となる補完療法の種類が大きく異なっており、仮に特定の療法が適用範囲内であっても、制限がある場合もあります。
  4. 補完療法を利用している場合、利用している補完療法とあなたを治療している全ての補完療法の施術者について、今かかっている医療機関に話しましょう。今かかっている医療機関が常にすべての情報を把握することによって、あなたが自身の健康をコントロールし効率的にマネジメントすることができます。

(※補足:原文では、healthcare provider。米国では主に医療サービス等のヘルスケアを提供している病院/医師を指す。また、健康保険会社や医療プログラムを提供する施設等も含む。)

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更新日:2023年2月7日

監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください

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