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注意欠陥多動性障害に対する補完療法について知っておくべき7つのこと
7 Things To Know About Complementary Health Approaches for ADHD

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終アクセス確認日:2021年2月12日

注意欠陥多動性障害(attention-deficit hyperactivity disorder:ADHD)の人は、注意を払ったり衝動行動をコントロールしたりするのが難しいことがあり、過活動になることがあります。薬物療法(ほとんど場合、中枢神経刺激薬)や行動療法など、またはこれらの両方を併用した従来の治療は、多くのADHDの小児と成人に有用です。ADHDに対して多くの補完療法が研究されていますが、有用であるとはっきり結論づけられたものはありません。

ここでは、ADHDに対する補完療法を検討している場合に知っておくべき7つのことを紹介しています。

  1. オメガ-3脂肪酸がADHDに対して有用な可能性があるかどうかについて研究が進められていますが、今のところ科学的根拠(エビデンス)の結論は出ていません。
  2. メラトニンは、ADHDの症状を緩和するとは示されていませんが、睡眠障害のあるADHDの小児が早く眠りにつくために有用である可能性があります。
  3. L-カルニチン、セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)、フランス海岸松樹皮(ピクノジェノールとしても知られています)およびイチョウ葉などのほかのサプリメントに関する研究では、これらのサプリメントはADHDに対して有用であるとは実証されていません。サプリメントは、副作用のおそれがあり、医薬品と相互作用を起こす可能性もあります。特に、セントジョーンズワートは、体内でさまざまな医薬品の分解プロセスを速めることがあるため、薬の効き目を弱めることがあります。
  4. 鍼治療マッサージ療法瞑想のようないくつかの心身療法がADHDに関して研究されていますが、これらの治療のそれぞれに関するエビデンスは少なく、これらが有益であるかどうかについては結論に達していません。
  5. ヨガなどの短期の有酸素運動は、注意力、多動性、衝動性のようなADHDの症状に有益な効果があることが示されています。
  6. 一部の研究では、脳波のパターンを変えるように訓練するニューロフィードバックがADHDの症状を改善する可能性があることが示唆されていますが、ニューロフィードバックと対照となる治療とを比較したいくつかの小規模な研究では、2つの治療の間に差は認められませんでした。
  7. ADHDに対して、これらの補完療法のいずれか、または今回取り上げなかったほかの補完療法を使用することを検討している場合は、あなたの(またはあなたの子供の)かかりつけの医療スタッフに相談しましょう。
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監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください

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