文字サイズ変更
  • 標準
  • 特大
医療関係者の方へ ホーム  >  コミュニケーション  >  プロバイオティクスについて知っておくべき5つのこと

コミュニケーション

プロバイオティクスについて知っておくべき5つのこと
5 Things To Know About Probiotics

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終アクセス確認日:2021年2月12日

プロバイオティクスとは、人の体内に自然に存在する微生物と同じ、または類似の生きた微生物(例:細菌)であり、健康に有益な可能性があると考えられています。人体を細菌やその他の微生物の「宿主」として捉えるとプロバイオティクスをより深く理解できるかもしれません。人体の中でも特に下部消化管(腸)は、複雑で多種多様な腸内細菌叢を有しています。細菌は有害な「病原菌」と考える傾向がありますが、実際には細菌の多くは人体を適切に機能させるよう働きかけます。

プロバイオティクスは、サプリメントやヨーグルトのような経口(口から)摂取の製品として、また坐薬やクリームのような経口用以外の製品としても消費者に提供されています。ただ、米国食品医薬品局(U.S. Food and Drug Administration:FDA)はプロバイオティクスについて、いかなる健康強調表示も認めていないことには注意が必要です。ここでは、プロバイオティクスについて知っておくべきいくつかのことを紹介しています。

  1. プロバイオティクスは、急性下痢症や抗生物質関連下痢症、アトピー性皮膚炎(乳幼児に最も多く見られる皮膚疾患)の改善に有用な可能性があるとするいくつかの科学的根拠(エビデンス)があります。
  2. プロバイオティクス製剤の中には、研究で有望な結果が示されたものもありますが、ほとんどの症状・疾患に対して、それ以外のプロバイオティクスの使用を支持する強固なエビデンスは不足しています。
  3. 研究では、プロバイオティクスは通常、副作用がほとんどないということが示唆されています。しかしながら、安全性、特に長期摂取の安全性に関するデータは限られており、基礎疾患のある人では重篤な副作用のリスクが高くなる可能性があります。
  4. プロバイオティクス製品は異なるタイプの細菌が含まれ、人の体にさまざまな影響を与えます。また、その影響も人により異なります。
  5. プロバイオティクスサプリメントの摂取を検討している場合には、まずは、かかりつけの医療スタッフに相談しましょう。科学的に立証された治療法を、立証されていない製品や療法に置き換えてはいけません。
このページの情報は役に立ちましたか?

監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください

「統合医療」情報発信サイト
医療関係者の方へ 関連コンテンツ

統合医療とは?
情報の見極め方クイズ
eJIM利用マニュアル
ここくら【こころとくらし】
ページトップ
ページトップ