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ヨガについて知っておくべき5つのこと
5 Things You Should Know About Yoga

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

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英語版最終アクセス確認日:2023年11月20日

ヨガは、通常、身体のポーズ、呼吸法、瞑想を組み合わせたものです。研究者らは、ヨガがどのように健康増進に役立つかを研究しています。ここでは、ヨガを実践してみようと考えている場合に知っておくべき5つのことを紹介しています。

  1. ヨガは、さまざまな健康上の問題に有益であるかもしれないことが研究で示唆されています。腰痛については多くの研究がなされており、その結果、わずかながら有益であることが示唆されています。少数の研究では、ヨガは首の痛み、頭痛変形性膝関節症の痛みを和らげるのに役立つかもしれないとしています。また、ヨガは、不安症状、抑うつ更年期の症状の管理、減量禁煙にも役立つかもしれません。
  2. ヨガは健康(ウェルネス)にも有益であるかもしれません。研究によると、ヨガはストレスを和らげ、健康習慣をサポートし、精神的・感情的健康、睡眠、平衡感覚を改善するかもしれません。
  3. ヨガは、健康な人が適切に有資格者の指導の下で実施する場合、一般的に安全な身体活動だと考えられています。しかし、他の運動と同様に、ヨガで怪我をする可能性もあります。怪我のリスク(危険)を減らすためにも、ヨガは資格のあるインストラクターの指導のもとで実践してください。指導を受けず自己流でヨガを学ぶことは、リスクの増加と関連しています。
  4. ヨガは子供にも有益であるかもしれません。予備的結果によると、ヨガは子供や10代の若者の不安や抑うつを軽減するかもしれないことを示唆しています。また、過体重や肥満の子供の減量にも有用であるかもしれません。
  5. 適切な予防措置をとれば、妊娠中でもヨガは安全と考えられます。通常、妊娠中は体を動かすことは良いこととされていますが、運動が安全であるかどうかについては、今かかっている医療機関に確認してください。ヨガを含む一部の身体活動は、妊娠中は変更する必要があるかもしれません(例えば、長時間仰向けにならないようにするなど)。ヨガは、ストレス、不安、抑うつを軽減するなど、妊娠中の女性の健康にも有用であるかもしれません。

(※補足:原文では、healthcare provider。米国では主に医療サービス等のヘルスケアを提供している病院/医師を指す。また、健康保険会社や医療プログラムを提供する施設等も含む。)

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更新日:2023年12月26日

監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
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