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がんに対する補完療法について知っておくべき6つのこと
6 Things You Need To Know About Cancer and Complementary Health Approaches

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英語版最終アクセス確認日:2021年2月12日

がん患者は、がんと戦うため、症状を抑えるため、そして治療の副作用に対処するためにできることなら何でもしたいと思います。多くの人が、鍼治療マッサージヨガのような心身療法やハーブサプリメントのような天然物などの補完療法に興味関心を示している。一部の補完療法は、がんの治癒ではなく、がんに伴う症状や治療の副作用を緩和して、生活の質(Quality of Life:QOL)を向上させる追加治療の選択肢のひとつとして定着しつつあるものもあります。がんに対する補完療法を検討している場合に知っておくべき6つのことを紹介しています。

  1. 鍼治療やマインドフルネスに基づくストレス軽減のようないくつかの心身療法が、がんの症状を抑え、治療の副作用に対処することに役立つ可能性があることが、かなり多くの科学的根拠(エビデンス)により示唆されています。鍼治療は、がん患者の治療に伴う吐き気や嘔吐の管理に役立つ可能性があり、一方で、マッサージ療法、マインドフルネスに基づくストレス軽減およびヨガは、がん患者の疼痛、不安うつ病を緩和する可能性があります。
  2. 最近の研究では、天然物であるショウガは、従来の制吐薬と一緒に使用することにより化学療法に伴う吐き気を管理するのに役立つ可能性があることが示唆されています。総じて、症状と治療の副作用を管理するためのハーブの使用に関するエビデンスは限られており、従来のがんの治療との潜在的な相互作用を起こす可能性が懸念されています。
  3. 現時点では、補完療法にがんの治癒や寛解をもたらす効果があるという説得力のあるエビデンスはありません。
  4. がんに対する従来の内科的治療の代わりとして、もしくは治療を遅らせるために、実証されていない製品や療法を使用しないでください。従来のがん治療を遅らせれば、寛解や治癒の可能性が低くなることがあります。
  5. 補完療法のなかには、がんの標準治療を妨げたり、がんと診断された人に対して特有のリスクを与えたりするものがあります。例えば、セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は、がんに対する一部の薬の効果を弱めることがあります。
  6. 補完療法を使用する前に、がんと診断された人は、かかりつけの医療スタッフに相談し、自分のすべての治療の連携が取れるようにしてください。
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監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください

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