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不安に対する補完療法について知っておくべき7つのこと
7 Things To Know About Complementary Health Approaches for Anxiety

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英語版最終アクセス確認日:2021年2月12日

時々不安を感じることは、生活上よくあることです。 仕事で問題に直面したとき、試験を受ける前、重要な決断をするときに不安を感じることがあるかもしれません。しかし、人によっては、不安は深刻で持続的な問題となり、コントロールすることが難しく、日常生活に支障をきたす場合があります。これを不安障害と呼びます。心理療法や薬物療法などを含め不安障害に対する効果的な通常の治療法があります。

不安を軽減したり、医療処置などの緊張感を伴う状況に対処したりするために、補完療法に興味関心を持つ人もいる。この種の不安を軽減するのに役立つ補完療法もありますが、補完的アプローチは不安障害を治療する上での効果が証明されていません。ここでは、不安に対する補完療法について知っておくべき7つのことを紹介しています。

鍼治療が不安を軽減することを示唆する研究もありますが、その研究は限定的なものであるため、確信的な結論には至っていません。

  1. がん患者やその他の症状・疾患のある患者を対象とした一部の研究で、マッサージ療法)が不安を軽減するのに役立つことが示されましたが、その他の研究では有意かつ有益な効果は認められませんでした。マッサージは、全般的な不安障害の治療に有効であるとは示されていません。
  2. マインドフルネス瞑想は、不安関連の症状に対して軽度から中等度の有益な効果がある可能性があります。しかし、瞑想は、全般的な不安障害の治療に有効であるとは示されていません。
  3. リラクゼーション法は、慢性的な医学的問題を持つ患者や医療行為を受ける患者の不安を軽減する場合があります。しかし、従来の心理療法(認知行動療法)の方が、不安障害を治療する上でリラクゼーション法よりも効果的と考えられます。
  4. カバ抽出物(エキス)は、不安の症状に対して中等度の有益な効果をもたらす可能性があると考えられていますが、カバのサプリメントは重度の肝障害のリスク(危険)を伴います。
  5. メラトニン(英語サイト)は手術予定の患者の不安を軽減する上で役立つ可能性があることを示唆するエビデンスがいくつかあります。
  6. 自分の健康に責任を持ちましょう。あなたが行っている全ての補完療法について、かかりつけの医療スタッフに相談しましょう。そうすることで、一緒に、十分な情報を得た上で、共有された意思決定を行なうことができます。
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監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください

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