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慢性腰痛に対する補完療法について知っておくべき5つのこと
5 Things To Know About Chronic Low-Back Pain and Complementary Health Practices

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英語版最終アクセス確認日:2021年2月12日

腰痛は、非常に一般的な症状・疾患ですが、多くの場合、原因は不明です。ほとんどの人が人生で少なくとも1回はひどい急性背部痛を患います。通常、腰痛自体は、特別な治療を受けることなく自然に回復します。

しかし、人によっては、痛みが慢性化、あるいは身体の機能を損なうことさえあり、難治性となるおそれがあります。脊椎マニピュレーション鍼治療マッサージおよびヨガは、腰痛を患う人々によく利用される補完療法です。これらはすべて、腰痛がより保存的なケアで改善しない患者に対して、米国疼痛学会と米国内科学会が推奨している数多くの治療選択肢として含まれています。ほかの選択肢として、エクササイズ、身体/職業的リハビリテーション、認知行動療法およびプログレッシブリラクゼーション(漸進的弛緩法)があります。

ここでは、慢性腰痛とそれに対するいくつかの施術・療法について、科学的に知っておくべきことを紹介しています。

  1. 総じて、研究では、脊椎マニピュレーションが慢性腰痛に対して中程度の効果があるという良好な科学的根拠(エビデンス)が得られています。脊椎マニピュレーションには、オステオパシー施術者、カイロプラクターおよび理学療法士により施されるさまざまな処置が含まれます。
  2. 鍼治療が慢性腰痛を緩和するのに役立つというはっきりとしたエビデンスがあります。現時点でのエビデンスでは、鍼治療特有の効果よりもむしろ、患者と施術者の期待や信頼などの因子が、鍼治療の痛みに対する有益な効果の主な要因であることが示唆されています。
  3. また、マッサージが慢性腰痛を緩和するのに役立つという明確なエビデンスも存在します。しかし、一般的には、これらの効果は短期的なものようです。
  4. 現時点の研究では、範囲は限定されますが、適切なヨガのポーズを行うことで腰痛が軽くなり機能が改善する可能性があることが示唆されています。米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)は、この広く用いられているセルフケア療法の特に安全性に関連する研究も支援しています。腰痛を患う人は、有害作用を予防するために、いくつかのヨガのポーズを修正(変更)するか避けるようサポートしてくれる経験豊富なインストラクターとともに取り組むべきです。
  5. あなたが行っている補完療法についてかかりつけの医療スタッフに話しましょう。それによって連携のとれた安全な治療が受けられるでしょう。
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監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください

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