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認知機能、認知症およびアルツハイマー病の補完療法について知っておくべき5つのこと
5 Things To Know About Complementary Health Practices for Cognitive Function, Dementia, and Alzheimer’s Disease

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英語版最終アクセス確認日:2021年2月12日

多くの人、特に高齢者はもの忘れを心配し、それが認知症またはアルツハイマー病の最初の徴候ではないかと不安になります。実際、もの忘れにはさまざまな原因があります。通常の加齢に伴うものや、治療可能なさまざまな健康問題もしくはストレス、不安、抑うつなどの情緒障害と関連していることもあります。米国国立加齢研究所 (National Institute on Aging)には、脳の老化、認知機能、認知症およびアルツハイマー病に関する情報が集まっています。

ここでは、認知機能、認知症およびアルツハイマー病の補完療法に関する現在の研究について知っておくべき5つのことを紹介しています。

  1. 現在までの多くの研究から、サプリメントが、認知症やアルツハイマー病に関連する認知機能障害の悪化を防ぐことができるという確固たる根拠(エビデンス)はありません。これは、イチョウ葉オメガ3脂肪酸(魚油)ビタミンBおよびビタミンE朝鮮ニンジンブドウ種子抽出物(エキス)、クルクミンなどの研究が含まれます。これらのサプリメントについては現在進行中の研究もあります。
  2. 音楽療法のような心身療法の予備的研究は、興奮や抑うつなど認知症に関連した症状の緩和に有用であることを示唆しています。 アルツハイマー病患者を対象にした音楽療法に関する複数の研究は、興奮や抑うつ、生活の質を改善させることを示しています。
  3. 「気づき(マインドフルネス)」に基づくストレス低減プログラムは、認知症患者の介護者のストレスを低減させるのに役立つ場合があります。 介護者のストレスを低減させて心の健康を改善するには、「気づき」に基づくストレス低減プログラムが、教育や支援プログラムに参加したり、ただ単に介護から離れたりするより効果的であることを示唆する研究があります。
  4. 記憶喪失に関しては、補完療法の利用は医療機関の受診を後回しにする理由として用いてはいけません。 抑うつ、薬物療法への反応が悪い場合、甲状腺・肝臓・腎臓に疾患がある場合など治療可能な疾患に対して補完療法を行うと記憶を障害することがあります。
  5. 補完療法の中には、治療と相互作用し、重篤な副作用を引き起こす可能性のあるものもあります。 通常の治療法をそれ以外の治療法に置き換えることを考えている場合は医療スタッフに相談しましょう。
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監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください

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