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アロマセラピー
Aromatherapy
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英語版改訂年月(翻訳時):2020年1月
アロマセラピーは補完療法の一つで、植物(花、薬草、木など)から抽出したエッセンシャルオイル(精油)を使用します。ほとんどの場合、エッセンシャルオイルは香りとして吸い込んだり、希釈して皮膚に塗布したりする方法で用いられています。ローマンカモミール、ゼラニウム、ラベンダー、ティーツリー、レモン、ショウガ、シダーウッド、ベルガモットなど多くのエッセンシャルオイルがアロマセラピーに使用されています。
アロマセラピーはしばしば不眠に用いられることがありますが、アロマセラピーに関する厳格な研究がほとんど行われていないため、有用であるかどうかはわかっていません。
アロマテラピーは、マッサージ療法と併用して、変形性関節症による膝痛、がん患者の疼痛、不安、そのほかさまざまな症状・疾患に対して用いられることがあります。
2種類の対照的な香りのレモンとラベンダーを用いて、ストレスのある人を対象に行ったある研究では、レモンが気分転換に効果的でしたが、いずれの香りもストレス指標、免疫系の変化に関するバイオマーカー、疼痛コントロールに影響を与えませんでした。
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米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)は、個人の参考情報として、この資料を提供しています。この資料は、あなたのプライマリーヘルスケア提供者(かかりつけの医療スタッフなど)の医学専門知識やアドバイスに代わるものではありません。NCCIHは、治療やケアについて意思決定をする場合は、必ずかかりつけの医療スタッフと相談することをお勧めします。この資料に記載されている特定の製品、サービス、治療法のいずれも、NCCIHが推奨するものではありません。
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監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日
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