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海外の情報

レイキ
Reiki

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終改訂年月(翻訳時):2015年10月

肝心なことは?

■ レイキについて

レイキに関する質の高い研究はほとんど実施されていないので、レイキについてはあまり知られていません。

■ レイキの効果について

レイキが何らかの健康関連の目的に役立つのかは明らかではありません。

■ レイキの安全性について

レイキに有害性があるかどうかはわかっていません。しかし通常のケアの代わりにレイキを使用したり、健康上の問題で医療機関を受診することを先送りしたりするためにレイキを利用するべきではありません。

レイキとは?

レイキは補完療法の一つで、施術者が患者に軽く手を当てる、もしくは患者の真上に手をかざして行うもので、患者自身の治癒反応を促進することを目的として行われています。

  • レイキは、身体に本来備わっている自然治癒力に対する、東洋の信仰に基づくものです。しかし、そのようなエネルギーの存在を示す科学的根拠はありません。
  • レイキは、疼痛、不安、疲労、抑うつなどのさまざまな症状のために研究されてきました。

レイキの効果の科学的根拠

レイキのエビデンスを評価している専門家のグループもありますが、レイキが有効であるかどうかは明確ではないと結論付けています。

レイキ研究の数はごく少数で、わずかな被験者を対象としているものがほとんどです。同じ健康状態を研究するものがなく、そのことが結果を比較することを困難にしています。多くのレイキ研究が偽(模擬)のレイキやレイキ無介入との比較をしていません。これらとの比較がある研究は概して、最も有益性の高いものになります。

レイキの安全性の科学的根拠

レイキは一般的に安全であるように思われます。レイキの研究では、治療を受けていない患者と受けている患者で副作用に関して違いがありません。

さらに考慮しなければならないこと

  • 通常医療の代わりにレイキを使用することや、病的疾患について医療機関を受診することを先送りにするために、レイキを利用しないでください。重度または長期の症状がある場合は、かかりつけの医療スタッフに相談してください。迅速な治療が必要な健康上の問題がある場合があります。
  • あなたが行っている補完療法をすべてのかかりつけの医療スタッフに伝えてください。健康管理のためにあなたがどんなことをしているのか、すべて話しましょう。それによって連携のとれた安全な治療が受けられるでしょう。

さらなる情報

■ NCCIH 情報センター

NCCIH情報センターは、NCCIHに関する情報、および科学論文・医学論文の連邦データベースの公開や検索などの補完・統合療法に関する情報を提供しています。情報センターでは医学的なアドバイス、治療の推奨や施術者の紹介は行いません。

米国内の無料通話:1-888-644-6226
テレタイプライター(TTY、聴覚障害者や難聴の方用):1-866-464-3615
ウェブサイト: nccih.nih.gov
E-mail:info@nccih.nih.gov

■ PubMed®

国立医学図書館(NLM)[米国]のサービスであるPubMed®には、公表文献の情報および(ほとんどの場合)科学・医学雑誌の論文からの短い要約が掲載されています。PubMedの利用に関するNCCIHのガイダンスについては、How To Find Information About Complementary Health Approaches on PubMed を参照してください。

ウェブサイト:www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed

主な参考文献

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  • Catlin A, Taylor-Ford RL. Investigation of standard care versus sham Reiki placebo versus actual Reiki therapy to enhance comfort and well-being in a chemotherapy infusion center. Oncology Nursing Forum. 2011;38(3):E212–220.
  • Demir M, Can G, Celek E. Effect of Reiki on symptom management in oncology. Asian Pacific Journal of Cancer Prevention. 2013;14(8):4931–4933.
  • Ferraresi M, Clari R, Moro I, et al. Reiki and related therapies in the dialysis ward: an evidence-based and ethical discussion to debate if these complementary and alternative medicines are welcomed or banned. BMC Nephrology. 2013;14:129.
  • Friedman RS, Burg MM, Miles P, et al. Effects of Reiki on autonomic activity early after acute coronary syndrome. Journal of the American College of Cardiology. 2010;56(12):995–996.
  • Kundu A, Lin Y, Oron AP, et al. Reiki therapy for postoperative oral pain in pediatric patients: pilot data from a double-blind, randomized clinical trial. Complementary Therapies in Clinical Practice. 2014;20(1):21–25.
  • Lee MS, Pittler MH, Ernst E. Effects of Reiki in clinical practice: a systematic review of randomised clinical trials. International Journal of Clinical Practice. 2008;62(6):947–954.
  • Nield-Anderson L, Ameling A. Reiki: a complementary therapy for nursing practice. Journal of Psychosocial Nursing and Mental Health Services. 2001;39(4):42–49.
  • Thrane S, Cohen SM. Effect of Reiki therapy on pain and anxiety in adults: an in-depth literature review of randomized trials with effect size calculations. Pain Management Nursing. 2014; February 27 [Epub ahead of print].
  • vanderVaart S, Gijsen VM, de Wildt SN, et al. A systematic review of the therapeutic effects of Reiki. Journal of Alternative and Complementary Medicine. 2009;15(11):1157–1169.

謝辞

NCCIHは、このサイトの情報2014版からの更新における協力に次の人に感謝します。
John (Jack) Killen, Jr., M.D., NCCIH

このサイトの情報は著作権で保護されておらず公開されています。複製も奨励されています。

NCCIHは、個人の参考情報として、この資料を提供しています。この資料は、あなたのプライマリーヘルスケア提供者(かかりつけ医等)の医学専門知識やアドバイスに代わるものではありません。NCCIHは、治療やケアについて意思決定をする場合は、必ずかかりつけの医療スタッフと相談することをお勧めします。この資料に記載されている特定の製品、サービス、治療法のいずれも、NCCIHが推奨するものではありません。

監訳:大野智、安枝明日香(大阪大学) 翻訳公開日:2017年3月29日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
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