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海外の情報

なぜ補完療法を研究するのか
Why Study Complementary Health Approaches?

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終アクセス確認日:2021年2月12日

人々は、慢性疼痛、顔面紅潮(ホットフラッシュ)、肥満、不安障害などのよくある病気や症状を和らげる必要を感じています。

  • アメリカでは1億人の成人が慢性疼痛と共に暮らしています。
  • 顔面紅潮(ホットフラッシュ)は閉経後女性の75%に影響しています。
  • アメリカの成人の35%以上が肥満です。
  • 不安障害はアメリカの成人4000万人に影響しています。

アメリカ人は補完療法を利用していますが、何が安全で有用かを知る必要があります。

  • アメリカの成人の約40%が補完療法に期待し、福祉の向上、症状の緩和、通常医療の強化のために、年間約340億ドルを費やしています。

NCCIHは補完療法について重要な質問に答えています。

研究におけるリサーチの課題の範囲

  • 基礎科学
    • この補完療法はどのように作用するのか?
  • トランスレーショナルリサーチ(橋渡し研究)
    • 人間で研究できるだろうか?
  • 有効性の研究
    • 具体的にはどのような影響があるのか?
  • 結果と有効性に関するリサーチ
    • 現実の環境ではどの程度うまく効くだろうか?

NCCIHが助成する研究を決定する際に用いる枠組み

  • その補完療法を一般の人々が使用しているか?
  • 効果が期待できるか?
  • 厳密な研究に適しているか?
  • 医療に影響するか?

2011年に採択されたこの枠組みは、NCCIHが助成する研究を決定するのに役立っています。

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監訳:大野智、佐々木淳一(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。

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