情報の見極め方
3. 数字のトリックに注意しよう
数字の「見た目」にだまされない
数字は、その使い方によって、人が受けとるイメージが変わります。私たちは、もっともらしく数字で示されると、なんだか客観的で中立的なもののように考えがちです。しかし、数字が情報になったとたんに、解釈や意味づけが生まれます。数字の性質を利用(悪用?)すれば、情報の送り手にとって都合のよいメッセージを出すことができます。
痛みの治療を受ける時に、「この治療法は7割の人で痛みがとれます」と言われるのと、「この治療法は3割の人では痛みがとれません」と言われるのとでは、印象はどのように変化しますか?
どちらも同じことを言っているのですが、「7割の人に効く」と言われる方が、この治療法を前向きに受けようという気持ちになるのではないでしょうか。
「半分以上の人がリピート!」という話では、残りの半分の人は二度と来なかったのかもしれませんし、「60%の人が効果を実感!」という話では、40%の人は効果を感じなかったのかもしれません。
数字のトリックに注意しよう
- 数字の裏にある、情報の送り手の出そうとしているメッセージに注意しましょう
- 自分でも、数字に対する期待や先入観がないか、確認しましょう
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公開日:2014年3月28日