情報の見極め方
6. 因果関係を見定めよう
原因があって、結果がある?
物事の因果関係を正しく見定めるように心がけましょう。実際の出来事では、何が原因で何が結果だったのか、区別できないことも少なくありません。
「毎朝ジョギングをしたら風邪をひかなくなった」という話では、「毎朝のジョギング」が原因で、「風邪をひかなくなった」が結果のように見えます。でも、もしかしたら「風邪をひかなかったから、(その結果として)毎朝ジョギングを続けられた」のかもしれません。見えている順番では、ジョギングが先にあって、その後、風邪をひかなくなったように感じてしまいます。しかし、ジョギングが原因ではなく、本当は結果として現れた出来事だったとも考えられます。
雨ごいをして雨がふったら、それは雨ごいの効果なのでしょうか?
そんなはずはありませんね、たまたま天候が変化しただけです。でも、雨ごいを続けているうちに雨がふると、まるで雨ごいの効果があったように見えてしまいます。このような表面的な出来事をつなぎ合わせて、「祈った、雨がふった、だから、雨ごいには効果があった」と、あたかも因果関係があるような言い方には注意が必要です。
そんなはずはありませんね、たまたま天候が変化しただけです。でも、雨ごいを続けているうちに雨がふると、まるで雨ごいの効果があったように見えてしまいます。このような表面的な出来事をつなぎ合わせて、「祈った、雨がふった、だから、雨ごいには効果があった」と、あたかも因果関係があるような言い方には注意が必要です。
因果関係を見定めよう
- 物事が起きた順序だけで、因果関係を決めつけないようにしましょう
- 因果関係がはっきりしない時は、「そういう可能性もあるかもね」と冷静に受けとめましょう
このページの情報は役に立ちましたか?
公開日:2014年3月28日