文字サイズ変更
  • 標準
  • 特大
インフォグラフィックでわかる統合医療

海外の情報

頭痛
Headache

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版改訂年月(翻訳時):2021年8月

要点は?

頭痛に対する補完療法の有用性についてわかっていることは?

心理的・身体的アプローチ

  • 鍼治療は頭痛に有用である可能性があります。そのベネフィット(有益性)の多くは、鍼の穿刺による特異的な効果というよりも、期待や信念、プラセボ反応など非特異的な要因によるかもしれません。
  • 一部の研究では、バイオフィードバック(生体自己制御)をベースにした技術が緊張型頭痛や片頭痛に役立つかもしれないことが示されていますが、すべての研究結果が一致しているわけではありません。
  • マッサージリラクゼーション法脊椎マニピュレーション太極拳については、エビデンス(科学的根拠)があまりにも限定的であるか、一貫性がないため、結論を出すことができません。

ダイエタリーサプリメント(栄養補助食品)(eJIM内:一般向け医療関係者向け)

  • バターバー(セイヨウフキ)は成人および小児において片頭痛の頻度を減らすのに役立つと考えられています。2012年に米国神経学会(American Academy of Neurology)は、片頭痛の予防にバターバーの使用を推奨しました。しかし、当学会は2015年に、肝毒性に関する深刻な懸念があるとして、この推奨を取り下げました。
  • コエンザイムQ10ナツシロギク(フィーバーフュー)、マグネシウム(eJIM内:一般向け医療関係者向け)、およびビタミンB群リボフラビンが片頭痛の頻度を減らすのに役立つかもしれないといういくつかのエビデンスがあります。しかし、これらのサプリメントは、いずれもエビデンスの報告数はわずかです。オメガ3脂肪酸を多く含む食品に関する最近の研究では、これらの食品が片頭痛の頻度と重症度を減らすかもしれないことが判明しましたが、オメガ3脂肪酸のサプリメントに関する研究では、同じ有用性は確認されていません。
    *ビタミンB群:B12(eJIM内:一般向け医療関係者向け)、B6(eJIM内:一般向け医療関係者向け)、葉酸(eJIM内:一般向け医療関係者向け

頭痛に対する補完療法の安全性についてわかっていることは?

このファクトシートで取り上げた心理的・身体的なアプローチは、一般的に安全性が高いと考えられます。しかし、すべての人にリスク(危険)がないわけではありません。年齢、健康状態、特別な状況(妊娠など)、使用している薬やサプリメントが、補完療法の安全性に影響を与えるかもしれません。

ダイエタリーサプリメントは、副作用を引き起こしたり、薬と望ましくない相互作用を起こしたりするかもしれません。頭痛に対してダイエタリーサプリメントの使用を検討している場合は、今かかっている医療機関※に相談してください。

頭痛についての基礎知識

頭痛は最も一般的な疼痛です。仕事や学校を休んだり、医療機関を受診したりする大きな理由になっています。このファクトシートでは、緊張型頭痛および片頭痛の2種類の頭痛に焦点を当てています。研究者らは、両方の頭痛に対する補完療法を研究してきました。

緊張型頭痛および片頭痛:その違いは?

  • 緊張型頭痛は、頭痛の中でも最も多い頭痛であり、肩や首、頭皮、あごなどの筋肉が硬くなることで起こります。ストレス抑うつ不安などが関連したり、働き過ぎ、寝不足、食事を欠食、お酒を飲む人に多く見られるかもしれません。
  • 片頭痛は、米国人の約12%が罹患し、多くの場合、頭の片側に中等度から重度のズキズキとした疼痛を伴います。片頭痛が起きている間、人は光や音に敏感になり、悪心を感じるかもしれません。片頭痛の前に、ジグザグの線や点滅する光が見えたり、一時的に視野が狭くなったりするなどの視覚障害を起こす人もいます。不安、ストレス、食事や睡眠不足、光への曝露、ホルモンの変化(女性の場合)などが片頭痛の引き金になる可能性があります。一部の脳細胞の活動を制御する遺伝子が、片頭痛の原因に関与しているかもしれません。

頭痛についてのさらなる情報は、国立神経疾患・脳卒中研究所(National Institute of Neurological Disorders and Stroke:NINDS)のウェブサイト[英語サイト]をご覧ください。

科学的観点からみた頭痛に対する補完療法

研究では、緊張型頭痛や片頭痛に対する一部の補完療法について有望な結果が得られています。その他のアプローチについては、有用性を示すエビデンスは限定的であるか、相反しています。

心理的・身体的アプローチ

頭痛に対する心理的・身体的アプローチとして、鍼治療、バイオフィードバック(生体自己制御)、マッサージ、リラクゼーション法、脊椎マニピュレーション、太極拳などが研究されています。

鍼治療

鍼治療とは、施術者が身体の特定部位を刺激する手技で、多くの場合、皮膚に細い鍼を刺入することにより行います。

頭痛に対する鍼治療の研究は数多く行われています。これらの研究結果を統合すると、鍼治療は頭の痛みを緩和するのに役立つかもしれませんが、そのベネフィット(有益性)のほとんどは、鍼の穿刺による特異的な効果というよりも、期待、思い込み、プラセボ反応などの非特異的な効果による可能性が示されています。

鍼治療は、経験豊富な施術者が滅菌した鍼を使用して行う場合は、一般的に安全であると考えられています。鍼治療が不適切に行われると、潜在的に重篤な副作用を引き起こす可能性があります。

鍼治療に関するさらなる情報

バイオフィードバック(生体自己制御)

バイオフィードバックでは、体の機能を測定し、その情報を提供することで、体の機能をより意識し、コントロールすることを学ぶことができます。例えば、バイオフィードバックデバイス(装置)は、筋肉の緊張の測定値を表示することがでるかもしれません。これらの測定値がどのように変化するかを見ることで、筋肉が緊張していることをより意識できるようになり、筋肉をほぐす方法を身につけることができます。

頭痛に対し研究されてきた数種類のバイオフィードバックには、人がリラックスすることを学ぶのに役立つ療法や、頭痛の間に起こる変化に焦点を当てたより具体的な療法などがあります。

  • 緊張型頭痛:多くの研究で緊張型頭痛に対するバイオフィードバックが検証されており、一部の研究の評価では、バイオフィードバックが役立つかもしれないと結論づけられています。しかし、最も質の高い研究のみを対象とした評価では、バイオフィードバックが緊張型頭痛に役立つかどうかについては、エビデンスが相反していると結論付けています。
  • 片頭痛:バイオフィードバックにより片頭痛の頻度が減少することを示す研究があります。しかし、片頭痛に対して、バイオフィードバックがプラセボより有用であるかは不明です。

バイオフィードバックは、一般的に有害な副作用はないようです。

マッサージ療法

マッサージ療法には、施術者が身体の軟部組織を操作するさまざまな手技があります。

2件の小規模研究による限定的なエビデンスにより、マッサージ療法が片頭痛に役立つ可能性があることが示唆されていますが、明確な結論を引き出すことはできていません。

マッサージ療法は、熟練の施術者が行う場合、ほとんどリスク(危険)がないようです。しかし、健康状態に問題がある人や妊娠中の女性は、マッサージの種類によっては避けた方が良いかもしれないので、マッサージ療法を受ける前に今かかっている医療機関※に相談してください。

マッサージ療法に関するさらなる情報

リラクゼーション法

漸進的筋弛緩法、誘導イメージ療法、呼吸法などのリラクゼーション法は、身体の自然な弛緩反応を作り出すことができる施術・療法です。(一部のバイオフィードバックは、リラクゼーション法を学ぶのに役立つように設計されています。バイオフィードバックについては、上記の別のセクションで説明しています。)

専門家の中には、緊張型頭痛にはリラクゼーション法が有望であると考える人もいますが、その有用性を裏付けるエビデンスはわずかです。リラクゼーション法に関する質の高い研究の評価では、リラクゼーション法が無治療やプラセボよりも優れているかどうかについて、相反するエビデンスが見つかっています。一部の研究では、リラクゼーション法はバイオフィードバックよりも有用性が低いことが示唆されています。

リラクゼーション法は、一般的に副作用はないと考えられています。しかし、重篤な身体的または精神的な健康上の問題がある人に、まれに有害な影響が報告されています。

リラクゼーション法に関するさらなる情報

脊椎マニピュレーション

脊椎マニピュレーションとは、施術者が手や器具を使って脊椎の関節に制御された力を加える手技です。カイロプラクターやその他の医療専門家が、この手技を使うかもしれません。

頭痛には脊椎マニピュレーションがよく使われます。しかし、研究結果が矛盾しているため、脊椎マニピュレーションが有用であるかどうかは不明です。

脊椎マニピュレーションによる副作用としては、一時的な頭痛、倦怠感、マニピュレーションを施術した部位の不快感などが起こる可能性があります。まれに上部頸椎のマニピュレーション後に脳卒中が発生したという報告がありますが、実際にマニピュレーションが脳卒中の原因となったのかどうかは明らかになっていません。

脊椎マニピュレーションに関するさらなる情報

太極拳

中国発祥の太極拳は、ゆっくりとした優雅な動きと深い呼吸、そしてリラクゼーションに瞑想を組み合わせたものです。

1件の小規模なランダム化試験で、緊張型頭痛に対する太極拳の評価が行われています。太極拳プログラムを受けた患者では、待機リストに割り付けられた者と比較して、頭痛の状態や健康関連の生活の質(Quality of Life:QOL)が改善されたことを示すいくつかのエビデンスが見られました。太極拳が緊張型頭痛に役立つかどうかについて意味のある結論を出すには、これらのデータは、あまりにも限られています。

太極拳は一般的に安全な修練法と考えられています。

太極拳に関するさらなる情報

ダイエタリーサプリメント(eJIM内:一般向け医療関係者向け)

バターバー(セイヨウフキ)

バターバーは成人および小児において片頭痛の頻度を減少させるのに有用であると考えられています。2012年に米国神経学会(American Academy of Neurology)は、片頭痛の予防にバターバーの使用を推奨しました。しかし、当学会は2015年に、肝毒性に関する深刻な懸念があるとして、この推奨を取り下げました。バターバーの使用を検討している場合は、そのリスク(危険)とベネフィット(有益性)について今かかっている医療機関※に相談してください。

バターバーに関するさらなる情報

コエンザイムQ10

2021年に報告された、コエンザイムQ10とプラセボ(不活性物質)を比較した6件の研究(参加者総数371例)のレビューでは、コエンザイムQ10は片頭痛の期間と頻度を減らすのに役立つかもしれないが、その重症度は軽減されないことが示されました。エビデンスの報告数も研究で観察された有用性の大きさもわずかであったため、コエンザイムQ10が片頭痛に役立つかどうかについては、まだ不確かな点が残っています。

コエンザイムQ10の重篤な副作用は報告されていません。抗凝固剤(血液希釈剤)のワルファリンや糖尿病薬のインスリンを含む一部の薬と相互作用するかもしれません。

コエンザイムQ10に関するさらなる情報

ナツシロギク

2020年に報告された片頭痛予防のためのナツシロギクに関する7件の研究(参加者634例)を対象としたレビューでは、研究結果に一貫性がないことが明らかになりました。

ナツシロギクの副作用として、消化不良、皮膚の発疹、口の中の炎症などが起こるかもしれません。ナツシロギクは、薬と相互作用するかもしれません。

ナツシロギクに関するさらなる情報

マグネシウム(eJIM内:一般向け医療関係者向け)

2018年に報告された5件の研究(参加者253例)のレビューでは、マグネシウムは片頭痛の頻度を減らすのに有用である可能性があることがわかりました。5件の研究のうち、3件が有用であるというエビデンスを示しました。

ダイエタリーサプリメントや医薬品に含まれる大量のマグネシウムの使用は、下痢、吐き気、胃痙攣を起こす可能性があり、非常に大量に使用すると重篤な中毒症状を引き起こす可能性があります。マグネシウムは、一部の抗菌薬、利尿剤、骨粗鬆症の治療薬などの薬と相互作用する可能性があります。片頭痛のために摂取するマグネシウムの量は、安全とされるサプリメントや医薬品からの1日の最大摂取量よりも多いため、片頭痛用のマグネシウムのサプリメントは、医療従事者の監督下でのみ使用する必要があります。

リボフラビン(Riboflavin)

2017年に報告された9件の研究(参加者546例)のレビューでは、片頭痛予防のためのリボフラビンのサプリメントを検証しました。これらの研究の中には、リボフラビンをプラセボと比較する厳密な設計を用いたものもあれば、そうでないものもあります。一部の研究では、リボフラビンが有用であることが示されましたが、すべてではありません。リボフラビンの使用は、小児よりも成人でより有用であるようです。

リボフラビンの使用による有害作用は報告されておらず、リボフラビンと薬の相互作用については不明です。

オメガ3脂肪酸

最近の研究結果では、オメガ3脂肪酸を多く含む食事が片頭痛に役立つかもしれないと示されています。オメガ3脂肪酸のサプリメントが片頭痛の頻度や重症度を下げることは示されていませんが、片頭痛発作の持続時間を短縮するかもしれないことを示唆するわずかなエビデンスがあります。

  • 2021年に報告された、米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)の研究者らが他の研究者らと協力して行った研究では、片頭痛を頻繁に起こす成人182例を、次に挙げる3つの試験食のいずれかに16週間割り当てました。
    • 高脂肪の魚からのオメガ3脂肪酸を多く含み、リノール酸(トウモロコシや大豆などの植物油、一部のナッツや種子に含まれるオメガ6脂肪酸)をあまり含まない食事。
    • オメガ3脂肪酸を多く含むが、リノール酸が米国の平均的な食事と同程度に多い食事。
    • 米国の平均的な食事に含まれる量のオメガ3脂肪酸およびリノール酸を含む対照食。

    対照食を摂取した参加者と比較して、オメガ3脂肪酸をより多く摂取した2つのグループの参加者は、1日あたりの頭痛の時間、中程度から重度の頭痛の時間が短く、また、1カ月あたりの頭痛の日数も少なかったと報告しています。リノール酸が少なく、オメガ3脂肪酸が多い食事を摂ったグループは、リノール酸が平均的な量でオメガ3脂肪酸が多い食事を摂ったグループと比較して、1カ月あたりの頭痛日数の減少が大きいことが示されました。しかし、片頭痛に関連する生活の質(Quality of Life:QOL」を評価するアンケートのスコアには、グループ間で有意な差はありませんでした。

    • 2021年に報告された解析では、大規模な研究(VITamin D and OmegA-3 TriaL [VITAL])で収集されたデータを利用しました。この研究では、2万5000例以上の中高年を対象に、オメガ3脂肪酸(魚油)のサプリメントまたはプラセボの投与を5年間おこなう群にそれぞれランダムに割り当て、心疾患と、がんの発症リスク(危険)に対するオメガ3脂肪酸の有用性を検証しています。研究参加者1,032例が片頭痛の疑いの既往歴があると申告し、片頭痛の頻度と重症度の変化について質問に答えました。その結果、オメガ3脂肪酸のサプリメントは片頭痛の頻度や重症度に影響を与えないことが示されました。
    • 2018年に報告された5件の小規模研究(参加者総数382例)のレビューでは、4件がオメガ3脂肪酸のサプリメント、1件がオメガ3脂肪酸を多く含む食品を評価した結果、片頭痛の頻度にオメガ3脂肪酸が影響しないことがわかりました。片頭痛の重症度を調べた3件の研究(参加者119例)でも、オメガ3脂肪酸の有用性は認められませんでした。しかし、片頭痛の持続時間について調べた2件の研究(参加者134例)では、オメガ3脂肪酸を摂取している人の方が片頭痛の持続時間が有意に短いというエビデンスが得られました。

    オメガ3脂肪酸のサプリメントは、通常、副作用があるとしても軽度なものです。オメガ3脂肪酸のサプリメントが前立腺がんのリスクに影響を与える可能性については、相反するエビデンスがあります。血液凝固に影響を与える医薬品を服用している場合や、魚介類にアレルギーがある場合は、オメガ3脂肪酸のサプリメントを使用する前に、今かかっている医療機関※に相談してください。

    NCCIHによる研究助成

    NCCIHは、頭痛に対する補完療法の研究を複数支援しています。

    さらなる情報

    現時点でNCCIHが助成している研究には以下のようなものがあります。

    • 磁気共鳴画像(magnetic resonance imaging:MRI)で脳の変化の測定などを行う、片頭痛に対するマインドフルネス瞑想の研究
    • 頭痛を含むさまざまなタイプの疼痛に対する鍼治療に関する多くの研究の複合解析

    さらに考慮しなければならないこと

    • 多くのダイエタリーサプリメントは、妊娠中の女性、授乳中の母親、あるいは小児を対象に検証が行われていません。妊娠中や授乳中、または小児へのダイエタリーサプリメントを検討している場合は、あなた(またはあなたの子供)が今かかっている医療機関※に相談してください。
    • 一部のダイエタリーサプリメントは、従来の医学的治療と相互作用する可能性があることに注意してください。
    • バイオフィードバックや鍼治療など、施術者が提供する補完療法を検討している場合は、信頼できる情報源(今かかっている医療機関※など)に施術者を推薦してもらうようにしましょう。検討している補完療法の施術者のトレーニング歴や経験について調べましょう。さらなる情報は、how to find a complementary health practitioner(補完療法の施術者の見つけ方)[英語サイト]に関するNCCIHのリソースをご覧ください。
    • あなたが行っている補完療法・統合医療について今かかっている医療機関※に相談しましょう。

    (※補足:原文では、healthcare provider。米国では主に医療サービス等のヘルスケアを提供している病院/医師を指す。また、健康保険会社や医療プログラムを提供する施設等も含む。)あなたが健康管理のために行っていることをすべて話しましょう。そうすることで連携のとれた安全な治療が受けられるでしょう。

    関連するファクトシート

    医療関係者向け

    さらなる情報

    ■ NCCIH 情報センター

    米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)の情報センターは、NCCIHに関する情報、ならびに連邦政府が管理運営する科学・医学論文データベースから関連する文献や検索・調査などを含む補完・統合医療に関する情報を提供しています。情報センターでは、医学的なアドバイス、治療の推奨、施術者の紹介はおこなっていません。

    米国内の無料通話:1-888-644-6226
    テレコム・リレー・サービス(Telecommunications relay service:TRS)7-1-1
    ウェブサイト:https://nccih.nih.gov/[英語サイト]
    E-mail:info@nccih.nih.gov(メール送信用リンク)

    ■ 国立神経疾患・脳卒中研究所 (NINDS; National Institute of Neurological Disorders and Stroke)

    NINDSは、脳や神経系がどのように機能するかについての研究や神経疾患の治療に関する研究を行っています。

    米国内の無料通話:1-800-352-9424
    ウェブサイト:https://www.ninds.nih.gov[英語サイト]

    ■ 科学を知ろう

    NCCIHと米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、科学研究の基礎と用語を理解し、自分の健康について十分な情報を得た上で意思決定できるようにするためのツールを提供しています。科学を知ろうは、インタラクティブなモジュール、クイズ、ビデオなどのさまざまな教材や、消費者が健康情報を理解できるように設計された連邦政府のリソースから有益なコンテンツへのリンクを提供しています。

    Explaining How Research Works(研究のしくみを知る)(NIH)[英語サイト]

    科学を知ろう:科学雑誌の論文を理解する方法 (NCCIH)[英語サイト]

    Understanding Clinical Studies(臨床試験を理解する)(NIH)[英語サイト]

    ■ PubMed®

    米国国立医学図書館(National Library of Medicine, PubMed®:NLM)のサービスであるPubMed®には、科学・医学雑誌に掲載された論文の情報(掲載号、出版年月日など)および(ほとんどの場合)その論文の要約が掲載されています。NCCIHによるPubMed使用のガイダンスは、「補完・統合医療に関する情報をPubMed® で検索する方法」をご覧ください。

    ウェブサイト:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/[英語サイト]

    ■ MedlinePlus

    健康に関する質問に答えるのに役立つリソースを提供するために、MedlinePlus(米国国立医学図書館のサービス)では、国立衛生研究所をはじめ、他の政府機関や健康関連組織からの信頼できる情報をまとめています。

    ウェブサイト:https://www.medlineplus.gov/[英語サイト]

    参考文献

    その他の参考文献
    • Avins AL. Needling the status quo. Archives of Internal Medicine. 2012;172(19):1454-1455.
    • Biofeedback. MedlinePlus website. Accessed at www.nlm.nih.gov/medlineplus/ency/article/002241.htm on March 24, 2014.
    • Birdee GS, Wayne PM, Davis RB, et al. T’ai chi and qigong for health: patterns of use in the United States. Journal of Alternative and Complementary Medicine. 2009;15(9):969-973.
    • Brasky TM, Darke AK, Song X, et al. Plasma phospholipid fatty acids and prostate cancer risk in the SELECT trial. Journal of the National Cancer Institute. 2013;105(15):1132-1141.
    • Chua ME, Sio MCD, Sorongon MC, et al. Relationship of dietary intake of omega-3 and omega-6 fatty acids with risk of prostate cancer development: a meta-analysis of prospective studies and review of literature. Prostate Cancer. 2012;2012:826254.
    • Dagenais S, Haldeman S. Chiropractic. Primary Care. 2002;29(2):419-437.
    • Ernst E. Acupuncture–a critical analysis. Journal of Internal Medicine. 2006;259(2):125-137.
    • Hidaka T, Fujii K, Funahashi I, et al. Safety assessment of coenzyme Q10 (CoQ10). Biofactors. 2008;32(1-4):199-208.
    • Kaur K, Hernandez V, Al Hajaj SW, et al. The efficacy of herbal supplements and nutraceuticals for prevention of migraine: can they help? Cureus. 2021;13(5):e14868.
    • Kemper KJ, Breuner CC. Complementary, holistic, and integrative medicine: headaches. Pediatrics in Review. 2010;31(2):e17-e23.
    • Lao L. Safety issues in acupuncture. Journal of Alternative and Complementary Medicine. 1996;2(1):27-31.
    • Lopresti AL, Smith SJ, Drummond PD. Herbal treatments for migraine: a systematic review of randomised-controlled studies. Phytotherapy Research. 2020;34(10):2493-2517.
    • Maghsoumi-Norouzabad L, Mansoori A, Abed R, et al. Effects of omega-3 fatty acids on the frequency, severity, and duration of migraine attacks: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Nutritional Neuroscience. 2018;21(9):614-623.
    • Malone M, Tsai G. The evidence for herbal and botanical remedies, part 1. Journal of Family Practice. 2018;67(1):10-16.
    • Man L-X. Complementary and alternative medicine for allergic rhinitis. Current Opinion in Otolaryngology and Head and Neck Surgery. 2009;17(3):226-231.
    • Moyer CA, Rounda J, Hannum JW. A meta-analysis of massage therapy research. Psychological Bulletin. 2004;130(1):3-18.
    • Nahin RL, Boineau R, Khalsa PS, Stussman BJ, Weber WJ. Evidence-based evaluation of complementary health approaches for pain management in the United States. Mayo Clinic Proceedings. 2016;91(9):1292-1306.
    • National Cancer Institute. Coenzyme Q10 (PDQ®)—Health Professional Version. National Cancer Institute website. Accessed at cancer.gov/about-cancer/treatment/cam/hp/coenzyme-q10-pdq on June 3, 2021.
    • National Institute of Neurological Disorders and Stroke. Pain: Hope Through Research. National Institute of Neurological Disorders and Stroke website. Accessed at www.ninds.nih.gov/disorders/chronic_pain/detail_chronic_pain.htm on March 24, 2014.
    • Office of Dietary Supplements. Magnesium. Fact Sheet for Health Professionals. Office of Dietary Supplements website. Accessed at ods.od.nih.gov/factsheets/Magnesium-HealthProfessional/ on June 8, 2021.
    • Office of Dietary Supplements. Omega-3 Fatty Acids. Fact Sheet for Health Professionals. Accessed at ods.od.nih.gov/factsheets/Omega3FattyAcids-HealthProfessional/ on August 4, 2021.
    • Office of Dietary Supplements. Riboflavin. Fact Sheet for Health Professionals. Office of Dietary Supplements website. Accessed at https://ods.od.nih.gov/factsheets/Riboflavin-HealthProfessional/ on June 8, 2021.
    • Pringsheim T, Davenport WJ, Mackie G, et al. Canadian Headache Society guideline for migraine prophylaxis. Canadian Journal of Neurological Sciences. 2012;39(2 Suppl 2):S1-S59.
    • Sazali S, Badrin S, Norhayati MN, et al. Coenzyme Q10 supplementation for prophylaxis in adult patients with migraine—a meta-analysis. BMJ Open. 2021;11(1):e039358.
    • Sherman KJ, Cherkin DC, Kahn J, et al. A survey of training and practice patterns of massage therapists in two US states. BMC Complementary and Alternative Medicine. 2005;5:13.
    • Szymanski KM, Wheeler DC, Mucci LA. Fish consumption and prostate cancer risk: a review and meta-analysis. American Journal of Clinical Nutrition. 2010;92(5):1223-1233.
    • Thompson DF, Saluja HS. Prophylaxis of migraine headaches with riboflavin: a systematic review. Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics. 2017;42(4):394-403.
    • Vickers A, Zollman C, Payne DK. Hypnosis and relaxation therapies. Western Journal of Medicine. 2001;175(4):269-272.
    • Villani AM, Crotty M, Cleland LG, et al. Fish oil administration in older adults: is there potential for adverse events? A systematic review of the literature. BMC Geriatrics. 2013;13(1):41.
    • von Luckner A, Riederer F. Magnesium in migraine prophylaxis—is there an evidence-based rationale? A systematic review. Headache. 2018;58(2):199-209.
    • Xu S, Wang L, Cooper E, et al. Adverse events of acupuncture: a systematic review of case reports. Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine. 2013;2013:581203.

    このサイトの情報は著作権で保護されておらず公開されています。複製も奨励されています。

    米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)は、個人の参考情報として、この資料を提供しています。この資料は、あなたが今かかっている医療機関の医療従事者の医学専門知識やアドバイスに代わるものではありません。NCCIHは、治療やケアについてあらゆる意思決定をする際、今かかっている医療機関に相談することをお勧めします。この資料に記載されている特定の製品、サービス、治療法のいずれも、NCCIHが推奨するものではありません。

    更新日:2024年8月9日

    監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2021年3月12日

    ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
    当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。

    「統合医療」情報発信サイト
    医療関係者の方へ 関連コンテンツ

    ページトップ
    ページトップ