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メラトニン
Melatonin

本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。

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英語版最終アクセス確認日:2022年11月

メラトニンとは?その働きは?

メラトニンは、暗闇に反応して脳から分泌されるホルモンです。メラトニンは、概日リズム(サーカディアンリズム。24時間体内時計)のタイミングを整え、睡眠をサポートします。夜間に光を浴びると、メラトニンの分泌が阻害されます。

メラトニンは、睡眠以外にも体内で重要な役割を担っていることが研究で明らかになっています。しかし、これらの効果は十分に解明されていません。

メラトニンのダイエタリーサプリメント(栄養補助食品)(eJIM内:一般向け医療関係者向け)は、動物や微生物から作られることもありますが、多くの場合、合成で作られています。以下は、メラトニンのダイエタリーサプリメントに関する情報です。

メラトニン摂取による健康上の有益性(ベネフィット)は?

メラトニンサプリメントは、時差ぼけ(時差症候群)、睡眠・覚醒相後退障害、小児における一部の睡眠障害、手術前後の不安など、特定の症状に有用である可能性があります。

時差ぼけ(時差症候群)

時差ぼけは、飛行機で複数の時間帯を移動する際に発生するものです。時差ぼけになると、全体的に体調が悪くなり、睡眠障害、日中の倦怠感、機能障害、消化器系の問題などが起こります。

研究結果によると、メラトニンサプリメントが時差ぼけに有用である可能性が示唆されています。これは、2010年および2014年の中規模サイズのレビューに基づくものです。

  • 旅行者合計142例を含む4件の研究により、メラトニンはプラセボ(不活性物質)よりも、東方へのフライト後の時差ぼけの症状全般を軽減する可能性が示されました。また、東方へのフライトを利用した旅行者234例を対象とした別の研究では、睡眠の質のみを検証し、メラトニンがプラセボよりも睡眠の質を改善する可能性があるという質の低いエビデンス(科学的根拠)が得られました。
  • 旅行者合計90例を含む2件の研究では、西方へのフライト後の時差ぼけの症状軽減において、メラトニンがプラセボよりも優れている可能性があることが示されました。
睡眠・覚醒相後退障害(Delayed sleep-wake phase disorder:DSWPD)

DSWPDの人は、いつもの時間に寝入ることができず、朝起きられないという問題を抱えています。一般的に午前2時から6時までなかなか寝付けず、午前10時から午後1時の間に起床するような傾向にあるようです。

メラトニンサプリメントは、DSWPDの人の睡眠に有用であるようですが、そのベネフィット(有益性)が可能性のある有害性を上回るかどうかは不明です。これは、診療ガイドライン、小規模なレビュー、および最新の研究に基づいています。

  • 2015年に米国睡眠医学会(The American Academy of Sleep Medicine)は、DSWPDに対して特定の時間に使用するメラトニンサプリメントを推奨しました。この推奨は弱いものであり、メラトニンのベネフィット(有益性)が潜在的な有害性を上回るかどうかは不明です。
  • 2016年に報告された、少数(52例)を対象とした2件の研究データのレビューでは、メラトニンサプリメントはプラセボと比較して、DSWPDの人が眠りにつくまでの時間を短縮することが示されました。平均すると、眠りにつくまでの時間が約22分短縮されました。
  • 2018年に報告された、DSWPDの人307例を含む4週間のランダム化比較試験では、希望する就寝時間の1時間前にメラトニンを使用したうえで、決められた時間に寝床に入ると、いくつかのの改善につながることがわかりました。これらの改善としては、平均34分早く眠りにつくこと、夜間の最初の3分の1の睡眠が改善されること、日中の活動が向上することなどが含まれます。
小児の睡眠障害

小児における睡眠の問題は、彼らの行動、日中の活動、生活の質に好ましくない影響を与える可能性があります。アトピー性皮膚炎、喘息注意欠如・多動症(attention-deficit hyperactivity disorder:ADHD)、自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder:ASD)など、特定の疾患のある小児は、他の小児よりも睡眠障害を起こしやすいと言われています。

小児の睡眠を改善するための最適なアプローチに関する全体的なガイドラインはありません。しかし、特定の疾患に関するガイドラインでは、薬物で補完される可能性のある初期治療として、良い就寝習慣や親の教育などの行動療法を推奨しています。

  • 2019年に報告された、小児合計1,021例を対象とした18件の研究のレビューでは、メラトニンサプリメントを検証しました。ほとんどの研究は小規模で、いずれも比較的短期間(1~13週間)のものでした。全体として、メラトニンはプラセボよりも入眠時間および全睡眠時間の改善において優れていることが示されました。しかし、素行や日中の活動に対するメラトニンの有用性は、研究によって測定方法が異なるため、明らかではありませんでした。
  • 以下のリストは、特定の症状・疾患のある小児に対するメラトニンの短期的な有用性に関するレビューの結果を示しています。
    • ASDの小児は、入眠時間が37分短縮し、睡眠時間が48分延長しました。
    • ADHDの小児は、入眠時間が20分短縮し、睡眠時間が33分延長しました。
    • アトピー性皮膚炎の小児は、入眠時間が6.8分短縮し、睡眠時間が35分延長しました。
    • 慢性睡眠時無呼吸症候群の小児は、入眠時間が24分短縮し、睡眠時間が25分延長しました。

小児とメラトニンサプリメントに関する研究はわずかであるため、小児へのメラトニンの使用については明らかにされていないことが多くあります。例えば、どの程度の量をいつ使用するか、メラトニンを長期間使用した場合の影響、メラトニンのベネフィット(有益性)は潜在的リスク(危険)を上回るかどうかなど、明らかにされていません。メラトニンはホルモンの一種であるため、メラトニンサプリメントが思春期や月経周期、プロラクチンというホルモンの過剰分泌など、ホルモンが関連する発達に影響を与える可能性はありますが、確かなことは分かっていません。

このような不確実性があるため、睡眠障害に対して小児にメラトニンを与えることを検討している場合は、今かかっている医療機関※に相談することが最善です。

手術前後の不安
  • 手術前後の不安は、最大で80%の患者に起こります。
  • メラトニンサプリメントは、手術前の不安の軽減に役立つようですが、手術後の不安の軽減に役立つかどうかは不明です。これは、2015年のレビューに基づくものです。
  • 2015年に報告された、参加者774例を含む12件の研究のレビューでは、手術前の不安、手術後の不安、またはその両方を治療するためのメラトニンサプリメントを評価しました。このレビューでは、メラトニンは手術前の不安軽減において、プラセボよりも優れているという強いエビデンスが得られました。メラトニンサプリメントは、標準治療(抗不安薬ミダゾラム)と同等な有用性がある可能性があります。しかし、メラトニンが手術後の不安を軽減するためのベネフィット(有益性)については、結果はまちまちです。

メラトニンは、COVID-19の予防や治療に有用ですか?

COVID-19に対するメラトニンの有用性を検証している現時点での研究は、まだ初期段階に過ぎません。いくつかのランダム化比較試験(人を対象にメラトニンを評価する試験)が進行中です。現時点で、メラトニンがCOVID-19に有用であるかどうか結論を出すのは時期尚早です。

メラトニンは、がんの症状に有用ですか?

メラトニンサプリメントが、がんの症状や治療に伴う副作用に及ぼす有用性に関する研究は小規模で、結果はまちまちです。

がんに対する従来の医学的治療法の代わりとして、もしくは治療を遅らせるために、効果の証明されていない製品や療法を使用すべきではないことを、心に留めておいてください。また、製品によっては、標準的ながん治療の妨げになったり、がんと診断された人にとって特別なリスク(危険)があったりすることもあります。メラトニンを含むあらゆる補完療法を使用する前に、がんと診断された人は今かかっている医療機関※と相談し、ケアのすべての側面が共に機能することを確認する必要があります。

メラトニンは、不眠症に有用ですか?

不眠症の人は、寝付きが悪い、眠り続けられない、あるいはその両方の問題を抱えています。症状が1カ月以上続く場合は、慢性不眠症と呼ばれます。

2017年に公表された米国睡眠医学会(American Academy of Sleep Medicine)および2016年に公表された米国内科学会(The American College of Physicians)の診療ガイドラインによると、慢性不眠症に対するメラトニンサプリメントの有効性や安全性について、その使用を推奨するほどの強いエビデンスはありません。米国内科学会のガイドラインでは、不眠症の初期治療として、不眠症の認知行動療法(CBT-I)の利用を強く推奨しています。

メラトニンは、交代勤務者に有用ですか?

夜勤を伴う交代勤務では、仕事中に眠気を感じたり、勤務終了後の昼間に眠れなくなったりすることがあります。

2014年に報告された、2件の研究レビューによると、メラトニンサプリメントが交代勤務者に有用であるかどうかに関する研究は、概して小規模か決定的ではないものです。

  • 最初のレビューでは、参加者合計263例を含む7件の研究を検証しました。その結果、(1)メラトニンを使用している人は、日中の睡眠時間が約24分長くなる可能性があるが、(2)入眠に必要な時間など、睡眠のその他の側面については変化がない可能性が示唆されました。しかし、そのエビデンスは質が低いとされました。
  • もう1件のレビューでは、メラトニンが交代勤務者の睡眠を促進するかどうかを、8件の研究(うち5件は上記レビューにも含まれていた)、参加者合計300例で検証しました。そのうち6件の研究は質が高く、その結果は結論の出ないものした。このレビューでは、交代勤務者に対するメラトニンの使用について推奨はしていません。

メラトニンの使用は安全ですか?

メラトニンサプリメント、特に体内で通常生成される量よりも多い量のサプリメントについては、考えられる副作用についてまだ十分な情報がなく、全体的な安全性を明確に把握することはできません。メラトニンサプリメントを短期間使用することは、ほとんどの人にとって安全と思われますが、メラトニンサプリメントの長期的な安全性についての情報は不足しています。

また、次の点にも留意してください。

  • 薬との相互作用
    • 全てのダイエタリーサプリメントと同様に、薬を服用している人は、メラトニンを使用する前に今かかっている医療機関※に相談してください。特に、てんかんの人や血液希釈剤を服用している人は、メラトニンサプリメントを使用する際には、医師の指導のもとで行う必要があります。
  • アレルギー反応のリスク(危険)の可能性
    • メラトニンサプリメントに対してアレルギー反応を起こすリスクの可能性があります。
  • 妊娠中および授乳中の女性に対する安全性の懸念
    • 妊娠中や授乳中の女性におけるメラトニン使用の安全性については、これまであまり研究が行われていません。
  • 高齢者に対する安全性の懸念
    • 2015年に公表された、米国睡眠医学会(American Academy of Sleep Medicine)のガイドラインでは、認知症の人のメラトニン使用は控えるように推奨されています。
    • メラトニンは、高齢者では若い人よりも長く活性を維持し、日中の眠気を引き起こす可能性があります。
  • メラトニンはダイエタリーサプリメントとして規制されています
    • 米国では、メラトニンはダイエタリーサプリメントとして扱われています。つまり、処方薬や市販薬に比べて、米国食品医薬品局(Food and Drug Administration:FDA)による規制が緩いことを意味します。他のいくつかの国では、メラトニンは処方箋がなければ入手できず、医薬品とみなされています。
  • ラベルに記載されているものが製品に含まれていない可能性があります。
    • メラトニンサプリメントの中には、製品ラベルに記載されているものが含まれていない場合があります。2017年の研究では、食料品店や薬局で購入した31種類のメラトニンサプリメントを検証しました。ほとんどのサプリメントで、製品に含まれるメラトニンの量が製品ラベルに記載されている量と一致していませんでした。また、サプリメントのうち26%には、セロトニンが含まれていました。これは、比較的低いレベルでも有害な影響を及ぼす可能性のあるホルモンです。

小児に対するメラトニンは安全ですか?

上記の問題点に加えて、メラトニンの小児への安全性に関しては考慮すべき点があります。

  • 子供にメラトニンを与えることを検討している場合は、まず、小児へのメラトニンの使用について今かかっている医療機関※に相談しましょう。
  • 保護者はメラトニンサプリメントを安全に保管し、適切に使用しなければなりません。
  • 市販のメラトニンの使用には、小児や10代の若者を偶発的または意図的な過剰摂取のリスク(危険)にさらすおそれが伴います。
    • 2022年の調査によれば、米国ではメラトニンが錠剤、カプセル、液体、グミなど幅広く販売されていますが、2016年から2020年の間に売り上げが約150%増加したとのことです。研究著者らは、米国でメラトニンの販売量が増え、入手しやすくなり、利用が広まった結果、家庭内で小児がメラトニンへのアクセスがしやすくなったと考えられると述べています。
    • また、2022年の調査では、メラトニンを使用した19歳以下の人に関して、米国毒物管理センターへの報告件数が、2012年の8,337件から2021年には52,563件に増加したことが明らかになりました。10年間で、報告件数は毎年増加しています。また、19歳以下のメラトニンの使用による入院や重篤なアウトカムも10年間で増加しました。入院の多くは、メラトニンを意図的に過剰摂取した10代の若者であり、入院は5歳以下の小児で最も大きく増加しました。

さらなる情報

  • 毒物管理センターへの通報のほとんど(94.3%)は、家庭内で誤ってメラトニン製品を使用した5歳以下の小児に関するものでした。
  • 通報から得られたデータによれば、メラトニンを使用した人のほとんど(82.8%)に症状はありませんでした。症状があった人では、消化器系、心血管系、中枢神経系の症状が多くみられました。
  • 10年間に入院した4,097名のうち、287名が集中治療を必要としました。
  • 5名が人工呼吸を必要とし、2歳未満の小児2名が死亡しましたが、毒物管理センターのデータから、この2名の死因がメラトニンの過剰摂取によるものか、他の原因によるものかは不明でした。

通常量のメラトニンサプリメントは、短期間の使用であればほとんどの小児にとって安全であると思われますが、小児とメラトニンに関する研究はあまり多くありません。また、小児へのメラトニン使用の長期的な影響に関する情報はほとんどありません。メラトニンはホルモンの一種であるため、メラトニンサプリメントが思春期や月経周期、プロラクチンというホルモンの過剰分泌など、ホルモンが関連する発達に影響を与える可能性はありますが、確かなことは分かっていません。

小児で報告された、メラトニンサプリメントで起き得る副作用は、通常、軽度のものであり、以下のようなものがあります。

  • 眠気
  • 夜尿症や夜間尿の増加
  • 頭痛
  • めまい
  • 興奮

メラトニンの副作用は?

2015年に報告された、メラトニンサプリメントの安全性に関するレビューでは、成人、外科手術患者、重症患者を対象としたさまざまな短期研究において、軽度の副作用しか報告されていないことが示されました。研究で報告された軽度の副作用には、以下のようなものがありました。

  • 頭痛
  • めまい
  • 悪心
  • 眠気

メラトニンの使用で考えられる長期的な副作用は不明です。

考慮すべきヒント

  • FDAがメラトニンなどのダイエタリーサプリメントを規制しているとはいえ、その規制は処方薬や市販薬の規制とは異なり、それほど厳しくないことを覚えておいてください。
  • ダイエタリーサプリメントの中には、薬と相互作用するものや、医学的問題がある場合、または手術を受ける予定がある場合にリスク(危険)をもたらすものがあります。
  • 妊娠中または授乳中の場合は、メラトニンを含むいかなる薬やサプリメントを、使用する前に今かかっている医療機関※に相談することが特に重要です。
  • メラトニンなどのダイエタリーサプリメントを使用する場合は、ラベルの説明を読み、それに従ってください。「ナチュラル(天然)」は必ずしも「安全」を意味するとは限りません。詳細については、「ダイエタリーサプリメントを賢く使う(英語サイト)」をご覧ください。
  • 自分の健康を守るために、自分が行っている補完療法について今かかっている医療機関※に相談しましょう。

(※補足:原文では、healthcare provider。米国では主に医療サービス等のヘルスケアを提供している病院/医師を指す。また、健康保険会社や医療プログラムを提供する施設等も含む。)そうすることで、十分な情報を得た上で意思決定をすることができます。

関連するファクトシート

さらなる情報

■ NCCIH 情報センター

米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)の情報センターは、NCCIHに関する情報、ならびに連邦政府が管理運営する科学・医学論文データベースから関連する文献や検索・調査などを含む補完・統合医療に関する情報を提供しています。情報センターでは、医学的なアドバイス、治療の推奨、施術者の紹介はおこなっていません。

米国内の無料通話:1-888-644-6226
テレタイプライター(TTY、聴覚障害者や難聴の方用):1-866-464-3615
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■ Know the Science(科学を知ろう)

米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)と米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)は、科学研究の基礎と用語を理解し、自分の健康について十分な情報を得た上で意思決定できるようにするためのツールを提供しています。「Know the Science(科学を知ろう)」(eJIM内:一般向け医療関係者向け)は、インタラクティブなモジュール、クイズ、ビデオなどのさまざまな教材や、消費者が健康情報を理解できるように設計された連邦政府のリソースから有益なコンテンツへのリンクを提供しています。

Explaining How Research Works(研究のしくみを知る)(英語サイト) (NIH)
Know the Science: 9 Questions To Help You Make Sense of Health(科学を知ろう:健康に関する研究を理解するための9つの質問)(eJIM内:一般向け医療関係者向け
Understanding Clinical Studies(臨床試験を理解する)(英語サイト) (NIH)

■ PubMed®

米国国立医学図書館(National Library of Medicine, PubMed®:NLM)のサービスであるPubMed®には、科学・医学雑誌に掲載された論文の情報(掲載号、出版年月日など)および(ほとんどの場合)その論文の要約が掲載されています。NCCIHによるPubMed使用のガイダンスは、「補完・統合医療に関する情報をPubMed® で検索する方法」をご覧ください。

ウェブサイト:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/(英語サイト)

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米国国立衛生研究所(National Institutes of Health:NIH)が開設したウェブサイトです。一般の人々に、臨床試験の重要性や、どうすれば臨床試験に参加できるのかを知ってもらうために開設されました。サイトには、臨床試験に関する質問と回答、臨床試験の情報を探す方法(ClinicalTrials.govなどの情報検索サイトやその他の情報源)、臨床試験に参加した人の体験談などが掲載されています。臨床試験は、病気を予防、診断、治療するうえで、よりよい方法を見つけ出すために必要な試験です。

ウェブサイト: https://www.nih.gov/health-information/nih-clinical-research-trials-you(英語サイト)

■ 米国国立心肺血液研究所(National Heart, Lung, and Blood Institute:NHLBI)

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米国内の無料通話:1-877-NHLBI4U (1-877-645-2448)
ウェブサイト: https://www.nhlbi.nih.gov/(英語サイト)
E-mail:nhlbiinfo@nhlbi.nih.gov(メール送信用リンク)

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参考文献

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謝辞

NCCIHは、この出版物のレビューにおける貢献に対して次の人に感謝します。
D. Craig Hopp, Ph.D., and David Shurtleff, Ph.D., NCCIH

このサイトの情報は著作権で保護されておらず公開されています。複製も奨励されています。

米国国立補完統合衛生センター(National Center for Complementary and Integrative Health:NCCIH)は、個人の参考情報として、この資料を提供しています。この資料は、あなたが今かかっている医療機関の医療従事者の医学専門知識やアドバイスに代わるものではありません。NCCIHは、治療やケアについてあらゆる意思決定をする際、今かかっている医療機関に相談することをお勧めします。

(※補足:原文では、healthcare provider。米国では主に医療サービス等のヘルスケアを提供している病院/医師を指す。また、健康保険会社や医療プログラムを提供する施設等も含む。)この資料に記載されている特定の製品、サービス、治療法のいずれも、NCCIHが推奨するものではありません。

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監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2024年5月28日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
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