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『TIME TO TALK(話し合いましょう)』[患者向け]
本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。
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英語版最終改訂年月(翻訳時):2012年7月31日
英語版最終改訂年月(翻訳時):2012年7月31日
担当の医療スタッフに補完療法を利用していることを伝えましょう。
はじめに
18歳以上のアメリカ人のうち約40%が補完療法を利用していることを知っていますか?補完療法を利用している人々が最も多かった年齢層は50歳代でした。2010年に実施された50歳以上の人々を対象とした調査によると*、補完療法を利用していると回答した人々の58%が医療スタッフと補完療法について話し合ったと述べています。
* 2010年にAARPおよびNCCIHにより実施された調査
補完療法とは何ですか?
補完療法とは、通常の医療の領域外の一連の医学・医療システム、施術および製品を指します。これには、ハーブ製品、瞑想、カイロプラクティック、鍼灸などがあります。
どうして医療スタッフに話す必要があるのでしょうか?
- あなたが担当の医療スタッフに自分の健康管理のためにおこなっていることをすべて伝えることで、その医スタッフ者があなたの状況を把握することができます。
- 一部の補完療法は通常の医療に影響に及ぼすことがあります。担当の医療スタッフに補完療法を利用していることを伝えることが、協調的で安全な医療を確保するのに役立ちます。
- 担当の医療スタッフに話すことで、十分な情報を得て、健康管理上のパートナーとなるのに役立ちます。
担当の医療スタッフに話す際のヒント
- 既往歴を記入する際、あなたが受けている治療や薬剤を必ずすべて記載してください。あらかじめ一覧を作成しましょう。
- 担当の医療スタッフに治療または薬剤(市販薬、処方薬、サプリメント、ハーブ製品など)についてすべて話してください。
- 担当の医療スタッフに尋ねられるのを待つのではなく、自発的に話してください。
- 新たに補完療法の利用を検討している場合、担当の医療スタッフに、その安全性、有効性および医薬品(処方薬、市販薬の両方)との相互作用の可能性について質問してください。
国立衛生研究所[米国]資料
更新日:2020年3月18日
監訳:大野智(島根大学) 翻訳公開日:2014年3月28日
ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。
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