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海外の情報

緑茶
Green Tea

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終改訂年月(翻訳時):2012年4月
一般名(英名):
green tea, Chinese tea, Japanese tea
学術名:
Camellia sinensis

はじめに

このファクトシートには、緑茶に関する基本的情報(一般名、科学的根拠、起こりうる副作用と注意事項、詳しい情報の入手先)が記載されています。

お茶(緑茶、紅茶およびウーロン茶)はすべてカメリアシネンシスという植物から、それぞれ異なった方法で作られます。緑茶は取りたての新鮮な葉を蒸して作られます。緑茶とその抽出物(緑茶の成分であるEGCGなど)は、乳癌、胃癌、皮膚癌などのさまざまながんの予防や治療として、さらに集中力を高めたり、体重の減少やコレステロール値を低下させるため、また日焼けによる皮膚傷害の予防のために伝統的に使われてきました。

緑茶は通常、煎じて飲み物として飲まれます。緑茶抽出物はカプセルとして摂取されたり、また皮膚用品に使われたりすることもあります。

科学的根拠

  • 基礎研究では、緑茶はある種のがんの予防や進行を遅らせる可能性があることが示唆されていますが、ヒトを対象とした研究では結論の一致を見ていません。
  • 緑茶製剤を摂取すると、緑茶にはカフェインが含まれることから、集中力が改善されることが示唆されています。その一方、体重の減少や血中コレステロール値の低下、あるいは日焼けによる皮膚保護に効果があるかどうかを判断するための十分な信頼できるデータはありません。
  • NCCIHでは、緑茶の成分の分析や、それら成分のがん、糖尿病、および心臓病などの疾患へ及ぼすその影響についてさらに学ぶための研究を支援しています。

副作用と注意事項

  • 緑茶は、適量摂取される場合、大抵の成人にとって安全です。
  • 高濃度の緑茶抽出物を摂取している人において、肝障害が報告されています。この障害は、緑茶の浸出液や緑茶飲料とは関係ないとみられています。これらの症例はとても稀で確実な根拠はありませんが、専門家によれば、高濃度の緑茶抽出物は食物と一緒に摂取するべきで、肝疾患を患っている人や腹痛、暗色尿、黄疸などの肝疾患の症状が認められた場合は、使用をやめて医師に相談するよう勧めています。
  • 緑茶および緑茶抽出物にはカフェインが含まれています。カフェインは、一部の人において、不眠症、不安、易刺激性、胃のむかつき、吐き気、下痢、または頻尿の原因になります。
  • 緑茶には、ワルファリンなどの抗凝血剤の働きを弱めるビタミンKが少量ですが含まれています。
  • あなたが行っている補完療法をすべてのかかりつけの医療スタッフに伝えてください。健康管理のためにあなたがどんなことをしているのか、すべて話しましょう。それによって連携のとれた安全な治療が受けられるでしょう。
    医療スタッフに補完療法について話す際のポイントについては、NCCIH’s Time to Talk campaignをご覧ください。

【補足】

NCCIH’s Time to Talk campaignの翻訳サイトは以下を参照してください

参考文献

詳細情報

■ Using Dietary Supplements Wisely

nccih.nih.gov/health/supplements/wiseuse.htm

■ NCCIH 情報センター

国立補完統合衛生センター(NCCIH)[米国]の情報センターは、NCCIHに関する情報、ならびに連邦政府が管理運営する科学・医学論文データベースから関連する文献や検索・調査などを含む補完療法に関する情報を提供しています。情報センターでは、医学的なアドバイス、治療の推奨、施術者の紹介はおこなっていません。

米国内の無料通話:1-888-644-6226
テレタイプライター(TTY、聴覚障害者や難聴の方用):1-866-464-3615
ウェブサイト: nccih.nih.gov
E-mail:info@nccih.nih.gov

■ PubMed®

国立医学図書館(NLM)[米国]のサービスであるPubMed®には、科学・医学雑誌に掲載された論文の情報(掲載号、出版年月日など)および(ほとんどの場合)その論文の要約が掲載されています。

ウェブサイト:www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed

■ ODS(ダイエタリーサプリメント室)

国立衛生研究所(NIH)[米国]内に設置されたダイエタリーサプリメント室(Office of Dietary Supplements:ODS)は、科学情報の評価、研究支援、研究結果の共有、啓発活動を通して、国民のサプリメントの知識と理解が深まるよう努めています。出版物(例えば「サプリメント:知っておきたいこと」など)、さまざまなサプリメント成分や製品に関する個別のファクトシート(例えば「ビタミンD、マルチビタミン・ミネラルサプリメント」など)、および「PubMed Dietary Supplement Subset(PubMedで検索する際、サプリメントに関する論文を自動的に限定検索可能)」等を提供しています。

PubMed Dietary Supplement Subset(パブメッド・ダイエタリーサプリメント・サブセット)
ウェブサイト: ods.od.nih.gov
E-mail: ods@nih.gov

■ NIH National Library of Medicine's MedlinePlus

Green Tea Listing: www.nlm.nih.gov/medlineplus/druginfo/natural/960.html

国立補完統合衛生センター(NCCIH)[米国]は、個人の参考情報として、この資料を提供しています。この資料は、あなたのプライマリーヘルスケア提供者(かかりつけ医等)の医学専門知識やアドバイスに代わるものではありません。NCCIHは、治療やケアについて意思決定をする場合は、必ずかかりつけの医療スタッフと相談することをお勧めします。この資料に記載されている特定の製品、サービス、治療法のいずれも、NCCIHが推奨するものではありません。

監訳:伊藤壽記(大阪大学)、大野智(帝京大学) 翻訳公開日:2014年3月28日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。
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