• 一般の方へ
  • 医療関係者の方へ
  • 統合医療エビデンス
  • 「統合医療」とは?
  • コミュニケーション
  • 冊子・資料
  • 海外の情報
ホーム  >  海外の情報  >  ビルベリー

海外の情報

ビルベリー
Bilberry

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終改訂年月(翻訳時):2012年4月
一般名(英名):
bilberry, European blueberry, whortleberry, huckleberry
学術名:
Vaccinium myrtillus

はじめに

このファクトシートには、ビルベリーに関する基本的情報(一般名、科学的根拠、起こりうる副作用と注意事項、詳しい情報の入手先)が記載されています。

ビルベリーは、ブルーベリーの近縁種であり、その果実はパイやジャムを作るのによく使われています。ヨーロッパ伝統医学では、1,000年近く利用されてきました。ビルベリーは、北米、ヨーロッパおよび北アジアに生育します。ビルベリーの果実は、歴史的には下痢、壊血病やその他の疾患の治療に用いられていました。今日、ビルベリーの果実は、下痢、生理痛、眼病、静脈瘤、静脈不全(静脈が下肢から心臓に血液を効率的に戻せなくなる疾患)、その他の循環障害の民間療法または伝統療法として使用されています。ビルベリーの葉は糖尿病など、全く別の疾患に使われています。

ビルベリーの果実は、食用にされたり抽出物にされたりすることがあります。同様に、ビルベリーの葉も抽出物にされたり、またはハーブティーなどに用いられたりすることがあります。

科学的根拠

  • ビルベリーの果実が暗視能力を改善すると主張する人がいますが、臨床試験ではこの説の正当性は証明されていません。
  • ビルベリーの果実や葉を何らかの健康状態に対して使用することを裏づける十分な科学的根拠はありません。

副作用と注意事項

  • ビルベリーの果実は、通常食品に含まれる量を摂取したり、抽出物を推奨用量で短期間摂取したりする場合には安全と考えられます。長期間摂取した場合の安全性や副作用については、詳しく研究されていません。
  • ビルベリーの葉や葉の抽出物を高用量または長期間使用することは、中毒性副作用の可能性があるため、安全とは考えられません。
  • 通常ヒトが利用しているサプリメントには含まれなていない一部のゲンゲ属には毒性があることを知っておかねばなりません。例えば、米国に生育するいくつかの種は神経毒であるスワインソニンを含んでおり、動物の”locoweed”中毒の原因となっています。その他に、毒性が生じうる量のセレンを含む種もあります。
  • あなたが行っている補完療法をすべてのかかりつけの医療スタッフに伝えてください。健康管理のためにあなたがどんなことをしているのか、すべて話しましょう。それによって連携のとれた安全な治療が受けられるでしょう。
    医療スタッフに補完療法について話す際のポイントについては、NCCIH’s Time to Talk campaignをご覧ください。

【補足】

NCCIH’s Time to Talk campaignの翻訳サイトは以下を参照してください

参考文献

  • Bilberry. Natural Medicines Comprehensive Database Web site. Accessed at www.naturaldatabase.com on August 13, 2009.
  • Bilberry (Vaccinium myrtillus). Natural Standard Database Web site. Accessed at www.naturalstandard.com on August 13, 2009.
  • Bilberry fruit. In: Blumenthal M, Goldberg A, Brinckman J, eds. Herbal Medicine: Expanded Commission E Monographs. Newton, MA: Lippincott Williams & Wilkins; 2000:16–21.

詳細情報

■ Using Dietary Supplements Wisely

nccih.nih.gov/health/supplements/wiseuse.htm

■ NCCIH 情報センター

国立補完統合衛生センター(NCCIH)[米国]の情報センターは、NCCIHに関する情報、ならびに連邦政府が管理運営する科学・医学論文データベースから関連する文献や検索・調査などを含む補完療法に関する情報を提供しています。情報センターでは、医学的なアドバイス、治療の推奨、施術者の紹介はおこなっていません。

米国内の無料通話:1-888-644-6226
テレタイプライター(TTY:聴覚障害者や難聴の方用):1-866-464-3615
ウェブサイト: nccih.nih.gov
E-mail:info@nccih.nih.gov

■ PubMed®

国立医学図書館(NLM)[米国]のサービスであるPubMed®には、科学・医学雑誌に掲載された論文の情報(掲載号、出版年月日など)および(ほとんどの場合)その論文の要約が掲載されています。

ウェブサイト:www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed

■ ODS(ダイエタリーサプリメント室)

国立衛生研究所(NIH)[米国]内に設置されたダイエタリーサプリメント室(Office of Dietary Supplements:ODS)は、科学情報の評価、研究支援、研究結果の共有、啓発活動を通して、国民のサプリメントの知識と理解が深まるよう努めています。出版物(例えば「サプリメント:知っておきたいこと」など)、さまざまなサプリメント成分や製品に関する個別のファクトシート(例えば「ビタミンD、マルチビタミン・ミネラルサプリメント」など)、および「PubMed Dietary Supplement Subset(PubMedで検索する際、サプリメントに関する論文を自動的に限定検索可能)」等を提供しています。

PubMed Dietary Supplement Subset(パブメッド・ダイエタリーサプリメント・サブセット)
ウェブサイト: ods.od.nih.gov
E-mail: ods@nih.gov

■ NIH National Library of Medicine's MedlinePlus

Bilberry Listing: www.nlm.nih.gov/medlineplus/druginfo/natural/202.html

国立補完統合衛生センター(NCCIH)[米国]は、個人の参考情報として、この資料を提供しています。この資料は、あなたのプライマリーヘルスケア提供者(かかりつけ医等)の医学専門知識やアドバイスに代わるものではありません。NCCIHは、治療やケアについて意思決定をする場合は、必ずかかりつけの医療スタッフと相談することをお勧めします。この資料に記載されている特定の製品、サービス、治療法のいずれも、NCCIHが推奨するものではありません。

監訳:伊藤壽記(大阪大学)、大野智(帝京大学) 翻訳公開日:2014年3月28日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。
ページトップ