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コミュニケーション

腰痛に対する脊椎マニピュレーションについて知っておくべき4つのこと
4 Things To Know About Spinal Manipulation for Low-Back Pain

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終改訂年月(翻訳時):2012年9月17日

背部痛は、10人のうち8人が一生のうちに一度は訴える、もっともありふれた身体症状のひとつです。いちばん痛くなりやすい部位は、腰です。

脊椎マニピュレーションは、カイロプラクター、整骨師、自然療法(ナチュロパシー)施術者、理学療法士、および一部の医師が、腰痛を和らげ身体機能を改善する目的で行うことがあります。これらの治療家は、椎間関節に徒手または用具を用いて加減しながら力を加えることによって、脊椎マニピュレーションを行います。たいてい、あわせてセルフケアを行うことが勧められます。

科学的根拠は?

  1. 急性の腰痛は、ほとんどの場合、温める、固いマットレスを使用する、背中の体操をする、鎮痛剤を飲むなどのセルフケアを行えば、急速に良くなります。
  2. 総じて、脊椎マニピュレーションは人によっては腰痛に対する軽〜中度の緩和をもたらし得る、運動、マッサージ、理学療法などの治療の選択肢の一つであることが、研究によってわかりました。脊椎マニピュレーションは、その他の治療アプローチと同じように効果を発揮することが明らかになってきました。
  3. 米国内科学会と米国疼痛学会は2007年ガイドラインにおいて、セルフケアで腰痛が改善しない場合に医療者が考慮すべき補完療法の選択肢の一つとして、(マッサージや鍼治療などと並んで)脊椎マニピュレーションを挙げました。米国医療研究品質庁(AHRQ)は2010年の報告書で、脊椎マニピュレーションを含む補完療法は、一般に首や背中の痛みを抑えることに関しては利益が限られる通常の治療に対して、追加の選択肢を提供するものです。
  4. 科学的に検討した結果、腰痛に対する脊椎矯正は、訓練を受け免許を保持する治療家が施術する場合には比較的安全であると結論づけられています。もっともよくみられる副作用は、疲労感や一時的な痛みなどで、一般に軽微です。もっと重い副作用の報告もいくつかありますが、本当に脊椎マニピュレーションに関連するものかどうかはっきりしていません。脊椎上部(頸椎)に及ぶ脊椎マニピュレーションの方が副作用リスクを伴う可能性が大きい点に留意しておくことは大事ですが、通常、腰痛治療で頸椎の矯正をすることはありません。

監訳:伊藤壽記(大阪大学)、大野智(帝京大学) 翻訳公開日:2014年3月28日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください
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