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コミュニケーション

季節性アレルギーを緩和するための補完療法について知っておくべき5つのこと
5 Things To Know About Complementary Health Approaches for Seasonal Allergy Relief

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終改訂年月(翻訳時):2013年4月17日

季節性アレルギー(花粉症)は、樹木、雑草および芝生などが空気中に花粉を放出する春、夏および秋に引き起こされます。花粉が鼻やのどに付着すると、くしゃみ、鼻水、咳、目やのどのかゆみを誘発します。花粉の量は、温暖、乾燥および晴天の日の早朝に最も多くなり、低温かつ多湿の期間は最も少なくなります。季節性アレルギーの管理方法は、薬剤を服用すること、アレルギー反応を引き起こす物質への曝露を避けること、または「アレルゲン注射 」(免疫療法の一種)を接種することです。

アレルギーを管理するためにさまざまな補完療法を試みる人達もいます。2007年度米国国民健康聞き取り調査によると、「呼吸器系のアレルギー」は、米国の小児が補完療法を最も多く使用する15種類の症状に含まれます。季節性アレルギーの症状を緩和するために何らかの補完療法を検討している場合、知っておくべきことを下記に示します。

  1. 食塩水による鼻洗浄。 食塩水による鼻洗浄(片方の鼻に食塩水を入れ、もう片方の鼻から出す)はアレルギー症状をある程度改善するのに役立つという十分な報告があります。鼻洗浄は、通常、安全ですが、ネティポット(注:鼻洗浄グッズの製品名)やその他の洗浄器具は適切に使用および洗浄しなければなりません。米国食品医薬品局(FDA)によると、特定の方法でろ過、処理または処置されていない水道水は、鼻洗浄として使用するには安全ではありません。
  2. セイヨウフキ抽出物。 薬草であるセイヨウフキが鼻アレルギーに伴う症状を低減させる場合があると言われていますが、その安全性については懸念があります。
  3. 蜂蜜。 季節性アレルギー症状に対する蜂蜜の効果を検証した試験は数試験しかなく、蜂蜜が症状を緩和するという説得力のある科学的な根拠はありません。蜂蜜を摂取することは通常安全ですが、1歳未満の乳児は蜂蜜を摂取すべきではありません。花粉や蜂刺されにアレルギーを起こす人の場合、蜂蜜に対してもアレルギーを起こす可能性があります。
  4. 鍼治療。 季節性アレルギー症状の緩和を目的として鍼治療を検証した試験は小規模な数試験しかなく、現在入手できる限定的な科学的な根拠では、季節性アレルギーを治療する上で鍼治療が有益であることは示されていません。
  5. かかりつけの医療スタッフにご相談下さい。 季節性アレルギーを患っていて、補完療法を考えている場合、症状を管理するための最善の方法についてかかりつけの医療スタッフに相談しましょう。花粉量が多い場合、なるべく外出を控え、マスクを着用し、室内に帰ってきたら花粉を叩き落すとよいでしょう。

監訳:伊藤壽記(大阪大学)、大野智(帝京大学) 翻訳公開日:2014年3月28日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
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