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コミュニケーション

更年期障害と補完療法について知っておくべき4つのこと
4 Things To Know About Menopausal Symptoms and Complementary Health Practices

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終改訂年月(翻訳時):2013年11月12日

閉経とは、女性の月経周期が永久に止まった状態です。閉経は加齢により自然に起きますが、手術や化学療法、放射線照射によって起きることもあります。女性が継続して12か月間月経が無かった場合に、閉経期を迎えたとされ、アメリカ人女性では通常51歳から52歳前後に起きます。

女性は加齢とともに、閉経や卵巣機能の低下に関連する諸症状を経験します。この閉経や卵巣機能の低下以外にも、加齢そのものによるものと一般に考えられている症状も現れます。何十年間にわたり、更年期ホルモン療法が更年期障害の治療として広く使われてきましたが、「女性の健康イニシアチブ」の結果から、更年期ホルモン療法の長期継続に関する安全性に重大な懸念が持ち上がりました。時には、天然由来の製品をとることや心身のエクササイズを行うことにより、顔面紅潮(ホットフラッシュ)や寝汗のような更年期障害を緩和する試みも行われています。ここでは、更年期障害の補完医療を考えるにあたり知っておくべき4つのことを紹介しています。

  1. 心身療法、たとえば、ヨガ、太極拳、気功、催眠術、鍼治療は、更年期障害の症状を緩和するのに役立つ可能性があります。 研究者は更年期障害のための心身療法に注目し、ヨガや太極拳、瞑想に基づくプログラムが一般的な更年期障害、たとえば、顔面紅潮(ホットフラッシュ)、睡眠障害や気分障害、ストレス、筋肉痛や関節痛の発現頻度や強さを緩和する可能性があることを報告しました。
  2. ブラックコホシュや大豆イソフラボン含有サプリメント、DHEAなど多くの天然由来製品の更年期障害に対する効果について研究が進められていますが、その有効性を示す根拠はほとんどありません。 アカツメクサ、キャバ、ドンクアイ(当帰)のような薬草が顔面紅潮(ホットフラッシュ)を緩和させるという確定的な報告もありません。
  3. 更年期障害に対して使われる天然物は副作用が起こる可能性があり、別の植物薬やサプリメント、また医薬品と相互作用を引き起こす可能性もあります。 たとえば、米国薬局法の専門家は、女性で肝障害がある場合や、腹痛、暗色尿、黄疸のような肝疾患の症状を発症している場合にはブラックコホシュの使用を中止し、医療スタッフに相談すべきであると指導しています。また、DHEAも体内でホルモンに変換され、リスクをもたらす可能性があり、その安全性に疑問が投げかけられています。
  4. あなたが行っている補完療法をすべてのかかりつけの医療スタッフに伝えてください。 健康管理のためにあなたがどんなことをしているのか、すべて話しましょう。それによって連携のとれた安全な治療が受けられるでしょう。

監訳:伊藤壽記(大阪大学)、大野智(帝京大学) 翻訳公開日:2014年3月28日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
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