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コミュニケーション

2型糖尿病とサプリメントについて知っておくべき6つのこと
6 Things To Know About Type 2 Diabetes and Dietary Supplements

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終改訂年月(翻訳時):2013年12月12日

糖尿病は代謝(体がエネルギーと成長のために食物をどう利用するか使うか)に影響を及ぼす慢性疾患の一つです。何百万人もの人が糖尿病を患っており、適切に管理しないと深刻な健康問題を生じる可能性があります。通常医療の治療と、その後の体重管理を含めた健康的なライフスタイルにより、糖尿病による多くの合併症の予防、マネジメント、コントロールがしやすくなります。サプリメントを含めた複数の補完療法が、2型糖尿病の管理や発症リスクを低下させる可能性があるかどうかという研究が進行中です。しかし、現段階では、どのサプリメントも2型糖尿病の予防や管理に有用であると示唆する十分な科学的根拠はありません。

2型糖尿病に対するサプリメントについて知っておくべき6つのことを以下に紹介しています。

  1. 健康的な食事や身体活動、血糖検査が2型糖尿病を管理するうえで基本的な手段です。 かかりつけの医療スタッフは、あなた(患者)が糖尿病を管理する方法を学ぶ手助けをし、また、どのようにコントロールしているかを日々管理してくれます。科学的に証明されている通常の糖尿病治療法を、まだ証明されていない健康食品や健康法に置き換えないことが非常に重要です。
  2. サプリメントの中には今受けている糖尿病の治療薬と相互作用を起こしたり、腎臓病のリスクを高めたりするという副作用が起こしたりすることがあります。 糖尿病は米国で慢性腎臓病および腎不全の主たる原因であるため、このことが特に危惧されています。サプリメントの使用に関しては、腎臓病患者や腎臓病のリスクのある患者の場合、厳密にに監視されなければなりません。
  3. 糖尿病予防や血糖値管理のためにクロム(さまざまな食物に含まれる必須微量元素)に関する研究が行われていますが、有効性はほとんどないかまったくないことが示されています。 クロムの大量摂取後、腎障害や筋肉障害、皮膚反応が引き起こされるという報告が数件あります。
  4. マグネシウムが糖尿病管理に役立つという報告はありません。しかし、マグネシウム摂取量の少ない人は糖尿病発症のリスクが高まると示唆する研究もあります。 2007年に実施された大規模調査によると、穀物繊維およびマグネシウムの摂取量の多さと、2型糖尿病発症リスクの低下との関連が認められました。サプリメントによるマグネシウムの大量摂取は下痢や腹部疝痛を引き起こす可能性があり、特に一日に5,000mg以上の大量摂取をすると致命的になりえます。
  5. シナモン(桂皮)やオメガ3脂肪酸のような薬草やサプリメントが、糖尿病やその合併症を管理する助けになることを示す確固たる根拠はありません。 シナモンは糖尿病患者にとりリスクはあっても明らかな効果はないことが研究で示されています。たとえば、2012年に発行された医学論文のレビューでは、1型糖尿病や2型糖尿病には対してシナモンの使用を支持していません。
  6. サプリメントの摂取を考えている場合、特に妊娠中や授乳中の場合、または子供にサプリメントの摂取を考えている場合は、使用する前にかかりつけの医療スタッフに相談しましょう。 糖尿病治療として科学的に立証された治療法を、立証されていない製品や療法に置き換えないでください。医師が処方した糖尿病の治療に従わなければ、重大な結果を引き起こす可能性があります。

監訳:伊藤壽記(大阪大学)、大野智(帝京大学) 翻訳公開日:2014年3月28日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
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