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コミュニケーション

『TIME TO TALK(話し合いましょう)』[医療者向け]

最新版(英語版オリジナルページ)はこちら
英語版最終改訂年月(翻訳時):2012年6月4日

患者に補完療法を利用しているか尋ねてください。

はじめに

米国政府による全国調査では、18歳以上の全成人のうち約40%が何らかの形で補完療法を利用していると回答しました。利用しているという回答が最も多かった年齢層は50歳代でした。50歳以上の人々を対象とした調査によると、補完療法を利用していると回答した人のうち58%が医療スタッフとこの件について話しあったと述べています*。

* 2010年にAARPおよびNCCIHにより実施された調査

補完療法とは何ですか?

補完療法とは、通常医療の領域外の一連の医学・医療体系、施術および製品を指します。補完療法には、ハーブ製品、瞑想、カイロプラクティック、鍼灸などがあります。

なぜ患者に補完療法を利用しているか尋ねなければならないのでしょうか?

  • ほとんどの患者は補完療法を利用していることを医師に自ら進んで話そうとはしません。
  • 慢性または急性疾患(がん、糖尿病、腰痛、うつ病など)の患者の大多数が、補完療法に関心を持っています**。
  • 多くの患者が補完療法を利用していることから、患者ケアを効果的にマネジメントするために、通常の治療法および患者が利用している補完療法の全体像を把握する必要があります。

* Barnes PM, Bloom B, Nahin RL. Complementary and Integrative Health use among adults and children: United States, 2007. CDC National Health Statistics Report #12. 2008.

どのようにすれば患者と補完療法について話しあう時間を持てるでしょうか??

  • 問診票で補完療法の利用について質問するという方法があります。
  • 患者に、利用しているすべての治療の一覧表(処方薬、市販薬、薬草療法、その他の補完療法など)を作成したうえで、持参するよう指示してください。
  • 看護師、ナース・プラクティショナーまたはフィジシャン・アシスタントに会話のきっかけを作ってもらってください。

ほとんどの補完療法に関する情報が不足していますが、患者にどのような情報を伝えることが出来るでしょうか?

  • 患者がエビデンスに基づく情報や患者向け教育資料を入手できるように、信頼できる政府系の情報リソースを紹介してください。補完療法に関してすべてを知る必要はありません。
  • 全米の主な学術機関や医療機関において、補完療法に関して詳しい研究が行われています。

監訳:伊藤壽記(大阪大学)、大野智(帝京大学) 翻訳公開日:2014年3月28日

ご注意:この日本語訳は、専門家などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、当ホームページの「ご意見・ご感想」でご連絡ください。なお、国立衛生研究所[米国]、国立補完統合衛生センター[米国]、国立がん研究所[米国]のオリジナルサイトでは、不定期に改訂がおこなわれています。
当該事業では、最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、編集作業に伴うタイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください
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